文献リスト（Corporate Governance）

【Corporate Governance】

（日本語）

●コーポレートガバナンスに関するサーベイ本です。全体像を理解するのに役立ちます。

●小佐野さんの新刊です。この分野は膨大な先行研究がありますが、必要な論点を提示したといった内容だと思います。

ラム・チャラン山内あゆ子訳『取締役が会社の価値を高める！』税務経理協会, 2006.

●現在のガバナンス研究の問題点については納得するところがあるので、著者の豊富な経験をもう少し科学的に書いてほしい。

マーク・ロー北條裕雄・松尾順介監訳『アメリカの企業統治－なぜ経営者は強くなったか－』東洋経済新報社, 1996.

●ガバナンスの歴史的推移を理解するうえでは必読でしょう。

●このテーマの類書はそれほどないように思うので貴重だと思います。

デーヴィッド・A・ナドラー、ビバリー・A・ビーハン、マーク・B・ナドラー斎藤彰悟監訳、池田絵実訳『取締役会の改革』春秋社, 2007.

●いい本です。直近、やっていることと非常に関係があるので大いに参考になりそうです。

●アメリカにおけるCEOという地位の変容を描いております。日本でも考えないといけないテーマだと思います。

●いくつものテーマが扱われております。お知り合いのひとも数人執筆されております。

●この領域では数少ない日本の実証分析をもとにしたガバナンス本。

宍戸善一・柳川範之・大崎貞和『公開会社法を問う』日本経済新聞出版社, 2010.

●この領域で日本を代表する識者による本。ガバナンスを考えるうえで有益だと思います。

冨山和彦・落合誠一監修日本取締役協会『独立取締役ハンドブック』中央経済社, 2010.

●実務の動向をフォローするのに有効だと思います。いろいろ考える。

●日本の企業統治について実証的かつ多面的に分析している貴重な一冊。これを起点に、日本のガバナンス研究が進展することを期待。

マイケル・ウッドフォード『解任』早川書房, 2012.

●日本のコーポレートガバナンスを考えるうえで、オリンパスは貴重なケースです。その当事者の話、非常に面白い。

（英語）

Sanjai Bhagat and Richard H., Jr. Jefferis, The Econometrics of Corporate Governance, MIT Press, 2005.

●非常にコンパクトにまとまっていていいと思います。

Masahiko Aoki, Gregory Jackson and Hideaki Miyajima, Corporate Governance in Japan: Institutional Change and Organizational Diversity, Oxford Univeristy Press, 2007.

●RIETIの研究成果を英語版にて。

●NBERが出しているコーポレートガバナンス本のペーパーバック版。各国の状況を1冊で概観するにはいいかもしれません。

Kenneth A. Kim and John R. Nofsinger, Corporate Governance (2nd edition), Prentice Hall College Div, 2006.

●アメリカのガバナンスについて。翻訳本もあります。

J. Fred Weston, Mark L. Mitchell and J. Harold Mulherin, Takeovers, Restructuring, and Corporate Governance (Fourth Edition), Prentice Hall, 2003.

●この領域では、数少ない本格的なテキスト。ほぼ網羅されています。コーポレートファイナンスのところにおいていたので、こちらに載せておきます。

Randall K. Morck, Concentrated Corporate Ownership, The University of Chicago Press, 2000.

●NBERの論文集。