◆「生態学入門第2版」(東京化学同人)、http://www.tkd-pbl.com/book/b99911.html
生態学の基礎から生物多様性保全や地球環境の応用的問題も含めた現代生態学の総合的入門書.40名もの日本生態学会会員が編集・執筆・査読に関わって完成した.コンパクトながらも(304ページ),生態学の全体像をこの本1冊で体系立てて示したもの.生態学に興味のある学部学生,異分野の研究者、高校生物教師,スーパーサイエンス・ハイスクールの高校生,異分野出身の行政職員,環境NPO職員などに向けた必読書である.進化と生物多様性,生物種間のネットワーク,生態系の構造と動態の三つの視点を基に,わかりやすく説いている.特に,平成24年度から施行の高校生物の新学習指導要領にも沿った内容になっているので,高校生物教師の格好の参考書としても役に立つ.21世紀の地球人として生活していくときに最低限必要な知識が体系立てられて解説されている.