教養からの生態学 執筆依頼
オンライン委員会(秋、春)
フォーラム:こんなところで活きる生態学教育
生態学教育は専門家養成のためだけにあるのではありません。持続可能な社会を実現するには、生態学の素養を持った人材が社会の各層で活躍することが必要です。
実際のところ、生態学の世界を飛び出して、いわば生態学的な考え方のフロンティアといえる場で活動している人たちは現在たくさんおられます。彼ら・彼女らは、自らが受けた生態学教育を今どのように活かしているでしょう?本フォーラムでは、生態学関連の大学院修士課程を終えた後に、市役所職員や地方議会議員といった公的セクターや、マスコミ、芸術、企業、農業、といった、生態学とは直接関係するわけではない職に従事している元「生態学を学んだ人」たちをお呼びします。そして、その方たちに「生態学教育のどのような点が今の仕事に役立っているのか」や「こういう仕事につくならこんな話をもっと深く学んでおけばよかった」など、現在のお仕事と、大学・大学院で学んだこととの繋がりについて、お話を伺いたいと思います。その後のディスカッションを通じて、将来、外の世界に進むことを考えておられる学生会員の皆様にとって進路選択の一助になること、また、教員の皆様にとって、外の世界に旅立つ学生にどのような教育をすれば良いか、という点でのヒントになることを期待しています。
趣旨説明:中田兼介
講演予定者:岡田篤(神戸市市役所自然環境課課長)、中田みどり(島本町議会議員)、北誠(NHKディレクター)、川瀬悟(オーガニックファーム所沢農人)他