生態学教育専門委員の畑田(京都外国語大学)です。
生態学教育専門委員会では、第70回日本生態学会で、「こんなところで活きる生態学教育」と題するフォーラムを開催いたします。
生態学を学ばれたあと、かのNHK「ホットスポット」シリーズを制作されたNHKディレクター、町議会議員、保険会社社員、市役所職員、農家と、異色の職業を選ばれた演者をお招きし、ご自身の職において生態学の学びがどのように役になったか、学生のころ学んでおきたかった内容は何か、などについてお話いただきます。
たくさんのみなさんのご参加をお待ちしております。
日時 2023年3月19日 10:30-12:00
会場 Room F
<集会趣旨>
⽣態学教育は専⾨家養成のためだけにあるのではありません。持続可能な社会を実現するには、⽣態学の素養を持った⼈材が社会の各層で活躍することが必要です。
実際のところ、⽣態学の世界を⾶び出して、いわば⽣態学的な考え⽅のフロンティアといえる場で活動している⼈たちは現在たくさんおられます。彼ら‧彼⼥らは、⾃らが受けた⽣態学教育を今どのように活かしているでしょう?
本フォーラムでは、⽣態学関連の⼤学院修⼠課程を終えた後に、マスコミ、企業、農業や、市役所職員や地⽅議会議員といった公的セクターといった、⽣態学とは直接関係するわけではない職に従事している元「⽣態学を学んだ⼈」たちをお呼びします。そして、その⽅たちに「⽣態学教育のどのような点が今の仕事に役⽴っているのか」や「こういう仕事につくならこんな話をもっと深く学んでおけばよかった」など、現在のお仕事と、⼤学‧⼤学院で学んだこととの繋がりについて、お話を伺いたいと思います。
その後のディスカッションを通じて、将来、外の世界に進むことを考えておられる学⽣会員の皆様にとって進路選択の⼀助になること、また、教員の皆様にとって、外の世界に旅⽴つ学⽣にどのような教育をすれば良いか、という点でのヒントになることを期待しています
<プログラム>
趣旨説明 中田 兼介(京都女子大)
Introduction NAKATA Kensuke (Kyoto Women's Univ.)
スペシャリストかジェネラリストか ~テレビ番組制作の現場から~ 北 誠(NHK)
To be specialist or To be generalist? as a filmmaker KITA Makoto (NHK)
生態学を通して学んだスキル~他業界の会社員から~ 小林 哲(AIG損害保険株式会社)
Skills gained through the study of ecology - the perspective of a company employee in another industry KOBAYASHI Satoshi (AIG General Insurance Company, Ltd)
生態学を学んだ農家が、有機農業の魅力を探るため取り組んでいるコト 川瀬 悟(オーガニックファーム所沢農人)
Efforts of farmers exploring the appeal of organic farming KAWASE Satoru (Organic Farm Tokorozawa Note)
生態学を学んでいた市役所職員の話 岡田 篤(神戸市環境局自然環境課)
A story about a city government official who used to study ecology OKADA Atsushi (Division of Natural Environment, Kobe city)
議会と生態学をつなぐ 中田 みどり(島本町議会議員)
Connecting ecology and local assembly NAKATA Midori (Shimamoto town council person)
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