XMが日本の金融庁に追い詰められている窮地
Post date: Jan 6, 2016 5:35:49 PM
XM(キプロス)といえば、日本国内で派手に広告をうっている事で知られており、XMは相対取引でワイドスプレッドゆえに紹介者に高い報酬をキックバックしている事でも有名である。
つまり、XMに紹介された投資家の投資金はワイドスプレッドを通じてXMから紹介者へ還元されているという構図である。
投資家に勝たせたい紹介者ならまず、口座開設させないトップランクの海外FX業者といえる。
XMは以前より日本の金融庁とすったもんだしており、金融庁も威信をかけて潰しに掛かっていた海外FX業者である。
キプロスはご存知の通りキプロスショックがあったように、金融危機が発生し破綻寸前の国である。未だに破綻の危険がある状況が続くが、なぜか日本のアフィリエイターにはXMに日本語コンテンツが充実している事と
アフィリエイトの登録が日本語でWEB上からできる事から人気である。ネット上でよくXMを見かける理由は、この様な背景がある。
有象無象に増加したXMアフィリエイターが目立ち、日本の金融庁は全力で圧力をかけていた。
ここにきて、状況が危ういと察したのか、XMはオフショアであるセーシェルにTrading point 【セーシェル】ltdを設立した。
この法人はキプロスで認可を受けているTrading point 社(XMの運営会社)とは別法人である。
恐らく、多くの人はXMセーシェルについてもグループ会社だという事で安心する事かと思うが、全くの別経営という事になる。
オペレーションはキプロス側で行っていても責任の所在は別である。
ボロボロの国とはいえ、キプロスだった時は第三者機関が2万ユーロまで証拠金の保全を行っていたが、セーシェル籍のXMではこの保全は受けられない。
そして、日本居住者は現在、セーシェル籍のXMとの契約となっている。正直、セーシェルもキプロスもどっちもどっちではあるが。
セーシェルはオフショアであり、規制の非常に緩い国のひとつである。金融業者としての登録も容易であり、その監督も非常に簡素化されている。
それがオフショアの売り(メリット)ともいえる為、XMにとっては好都合である。
一方、投資家からしてみると分別保管の状況も曖昧で保全状況を厳格に監視する体制も必要無い為、セーシェル籍のXMは不安な状況といえる。
メリットといえば、少々、乱暴な取引でも恐らくセーシェル籍のXMであれば、許容してくれるかもしれない。例えば入出金に関する手続きや口座開設の手続きに関する事。
これも監視や報告が無いに等しいからできる事である。
では、今後セーシェル籍のXMでは、どのような展開が予想されるか?
日本の金融庁はここで、対応をやめるわけがない。次はXMの銀行口座や利用銀行に対する制裁を加えてくる可能性がある。
こうなると厄介である。
顧客の証拠金は出金不可能となる。無論、アフィリエイターの報酬もだ。
世界中どこをみてもセーシェル(オフショア)籍の法人が開設できる銀行口座は少なく、銀行は基本、オフショア法人の金融関連企業との取引を敬遠するのが常識である。
そんな最中、金融庁からの圧力が掛かったらどうなるだろうか?
結果は目に見えていると言える。
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