Post date: Apr 11, 2014 12:43:13 PM
http://jp.forexmagnates.com/2014/04/10/regulation/15602
ニュージーランド金融市場庁(FMA)は、新規制のフェーズ1開始を発表した。この同国の金融規制の変更は、昨年9月に発表された最初のスケジュールでは数ヵ月かけて実行される予定であった。海外業者がニュージーランドで登録するプロセスが寛容である事から、同国が多くのブローカーのホームとなりつつあるため新ガイドラインは、同国のリテールFX界の抜本的改革が見込まれている。
FMAはニュージーランドで金融ビジネスを行うローカル企業に対するガイドラインを提供しているが、これまでは海外拠点の金融サービスプロバイ ダー(FSP)としても登録する事が出来た。ローカル企業とは反対に、海外のFSPは軽減された要件に直面していた。その結果多くのFXブローカーが ニュージーランドで登録をし、発達した管轄地域でライセンスを取得していた。しかし2013年2月早々に、FMAが海外業者を取り締まり始め、最低要件を満たしていない多数のプロバイダーの登録を取り消した。特に、現地オフィス保持とニュージーランドに身を置くコンプライアンスディレクターの雇用という点が注視された。
この新規制で海外および現地FSPの両者は、コンプライアンス管理と資本要件を含み同様の要件を求められる事となる。フェーズ1規制の施行前に、ニュージーランドを撤退する海外FSPもいた。その中で最初に同国を撤退した大手ブローカーはアルパリロシア社であった。FMAによると、今年の12月までに海外金融業者もローカル金融業者も要件を順守しなければならないという。
FAMの新規ライセンス申請業者と既存の登録業者に求められる要件には以下が含まれる:
100万ドルを準備できないFXブローカーは逆にどうかと思うが、かなりの撤退が出ることは必至。
今年の12月までに準備しなければならないという事は、逆に危険なのは要件を満たせないことを前提に「どうせだから」と潰す覚悟で荒い営業をする可能性も高い。出金拒否などで計画倒産は増えるのではないかと推測。
ニュージーFX業者を使うなら少なくとも来年以降にすべきなのは明白。くれぐれも2014年内のニュージーFX業者には注意したい。