仲裁ADR法学会大会


第1回仲裁ADR法学会大会等実施報告

I 第1回仲裁ADR法学会大会

一 個別報告、シンポジウム

第1回大会は、2005年7月2日(土)、明治大学を開催校として、明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー2階1022号教室において開催された。個別報告、シンポジウムは次のとおりである。

1.個別報告 (13:00~14:50)

(1) ADRを巡る日本の言説空間

早川 吉尚 (立教大学)

(2) ウイン-ウイン・リゾリューションとトランスフォーマティブ

- 調停技法を支える二つの概念に関する基本的考察 -

レビン小林久子 (九州大学)

2.シンポジウム (15:30~17:30)

ADR法の評価と課題

二 総会議事 (14:50~15:20)

個別報告終了後、明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー2階1022号教室において総会が開催され、以下の事項が上程された。

(1) 2004年度会計報告について

上野泰男会計担当理事より、配付資料(決算報告書)に基づき、2004年度収支決算報告があり、引き続き、伊藤眞監事より、収支決算報告が適正と認める旨の監査報告がなされた後、異議なく承認された。

(2) 学会誌について

小島武司理事長より、学会誌について、名称:仲裁とADR(英文タイトル:Journal of Japanese Arbitration and ADR)、出版社:(株)商事法務にしたいとの提案があり、異議なく承認された。次に、小島理事長より、仲裁とADR第1号の編集について以下のとおり報告があり、了承された。

1. 論説

2. 実務の潮流

3. ケース研究

4. 海外文献紹介

5. ADR機関だより

6. 大会個別報告収録

7. シンポジウム収録

(3) 次期大会について

小島理事長より、次回大会(2006年度)について、2006年7月8日(土)午後、京都大学を開催校として開催すること、2人の会員に個別報告をお願いすること、シンポジウムについては、三木浩一会員(慶応義塾大学)をコーディネータとし「仲裁法の利用しやすい運用を目指して」とのテーマで行うことが役員会で決定されている旨の報告があり、了承された。

また、大会シンポジウム費用については、民事紛争処理基金に申請する旨の報告があり、了承された。

さらに、次回大会より「開催校費用」として15万円を計上・支出したいとの提案があり、承認された。

(4) 理事の交代について

小島理事長より、木下實三理事が2005年3月31日付けで日本弁理士会会長を退任され、新たに佐藤辰彦氏が4月1日付けで同会会長に就任されたことに伴い、佐藤氏に、木下理事の残任期間について後任の理事を引き受けていただくことが役員会で決定されたので承認をいただきたい旨の提案があり、異議なく承認された。

(5) シンポジウム・講演会の後援について

小島理事長より、日本司法書士会連合会主催「『ADR人材育成講演会』~米国調停者によるADRの現状とミディエーター養成講座」及び日本弁護士連合会主催「シンポジウム『法科大学院におけるADR教育』」を後援した旨の報告があった。

(6) 学会ホームページについて

小島理事長より、ADRJapanのご協力により、同ホームページ上に本学会のホームページの掲載を予定している旨の報告があった。

(7) 会費の納入について

小島理事長より、本学会会費納入については、毎年度2月末に口座振替の方法によりお願いしたい旨の提案があり、承認された。なお、会員より、領収証の発行年月日を4月以降にしてほしいとの提案があり、事務局より、支障がない限りそのように対応したいとの回答があった。

※ 大会終了後、明治大学駿河台キャンパス大学会館5階会議室にて懇親会が行われ、多数の参加を得た。