輪読と演習資料 社会と流言:フェイクニュース、エコーチェンバー(1)

マックス・グラックマン著 メルヴィル・J・ ハース・コーヴィッツ記念論文集(1963年)

ゴシップとスキャンダルと道徳研究

「ゴシップとは小集団の成長と崩壊に関する人類学的関心の発展により生まれた」

『トリニダッド村』のシャウターズ事件と『ハイチの谷の生活』

ハイチの谷の労働者階級におけるゴシップソングの研究(1963年)

[Papers in Honor of Melville J. Herskovits: Gossip and Scandal(1963年)]

輪読演習資料 社会と流言:フェイクニュース(2)

マックス・グラックマン著 

心理学的・社会学的・人類学的な魔術と噂話の社会的機能の説明:明確化、科学的な議論

〜スーダン・アザンデ族における魔術信仰、噂とゴシップと社会的リスク管理システムと信仰体系の社会物理化・二次的精緻化の議論(1968年)[Psychological, Sociological and Anthropological Explanations of Witchcraft and Gossip: A Clarification(1968年)]

輪読演習資料 社会と流言:フェイクニュース(3) ディビッド・ギルモア著

ゴシップ研究：スペイン農村社会における噂話の多様性の調査「清潔だが最も噂好きな町」(1978年) [Varieties of Gossip in a Spanish Rural Community(1978年)]

輪読と演習資料 社会と流言:フェイクニュース(4) ロバート・ペイン著 ゴシップとは何か？逆転仮説

〜自己利益のためのゴシップ？コミュニケーションプロセスの触媒効果〜 (1967年)[What is Gossip About? An Alternative Hypothesis(1967年)]

輪読と演習資料 社会と流言:フェイクニュース(5)

フランシスコ・バルデス・デルイス著 噂の心理社会学〜戦時情報局（OWI)の噂対策部局設立、キング夫人の例とアメリカの「噂クリニック」(1942-1943年)の登場とWACs（女性補助部隊）に関する誹謗中傷的な噂を起因とする神経障害の発生事例〜(1960年)[Psico-Sociología del Rumor(1960年)]

輪読と演習資料 社会と流言(6)

ゴードン・W・オールポート、レオ・ポストマン著　「噂の分析」(1946年)〜WW2下のアメリカ南部エレノア・ルーズベルト夫人クラブの「罪悪感の回避としての噂」と噂の基本法則、国際的な5つの事例〜 [An Analysis of Rumor(1946年)]

輪読と演習資料 社会と流言(7)

ウォルター・セルフ著 「精神分析とリアリズム演劇」

〜オニール『長い日の旅路の果てに』(1956年)のタイロン家の金銭/葛藤とアーサー・ローレンツ

『森の中の空地』(1957 年)の精神分析的手法〜(1958年)[Psychoanalysis and the Realistic Drama(1958年)]

輪読と演習資料 社会と流言(8)

ロバート・ハンプデン・ナップ著　「噂の心理学」(1941年)〜WW2下の公衆安全委員会における「噂の制御」と噂の3つの類型化：願望型（パイプドリーム型）、恐怖型（ボギー型）、敵対型（ウェッジドライビング型）と5つの制御〜 [A Psychology of Rumor(1941年)]

輪読と演習資料 社会と流言(9)

マーブリー・B・オーグル著　「叙事詩とドラマにおけるゴシップ女史の役割」(1924年)〜紀元前19年 古代ローマの詩人プーブリウス・ウェルギリウス・マロー著作の

叙事詩『アエネーイス』におけるゴシップの象徴　『Fama』の考察と古代ローマ劇にみるゴシップ表現〜 [Dame Gossip's Rôle in Epic and Drama(1924年)]

輪読と演習資料 社会と流言(10)

バックナー、H・T著　「うわさの伝播理論」(1965年)〜『雪だるま式』になる「噂」と経路分析：噂への態度、公式チャネルと非公式チャネルの違いとパターン構造：連鎖型（シリアルチェーン）、ネットワーク型（マルチプル・インタラクション）〜 [A Theory of Rumor Transmission(1965年)]

輪読と演習資料 社会と流言(11)

ハドリー・カントリル著　「暴動とパニックの原因と制御」(1943年)〜パニックを煽動するモブメンバー、モブ集団の心理的ニーズからの制御〜 [Causes and Control of Riot and Panic(1943年)]

輪読と演習資料 社会と流言(12)

セオドア・カプラウ著　「戦時下における噂」(1947年)〜教育現場での噂の連鎖的伝達における歪みの観測〜 [Rumors in War(1947年)]

輪読と演習資料 社会と流言(13)

ジェームズ・A・フィールド・Jr著　「キレナイカに関する計画」(1957年)〜グリルX・暗号文書を発端とするマルマリカ地方の一般情報によってマスキングされたキレナイカ計画の失敗経緯からのパシャの謝罪による一時緩和、オスマン帝国との「奴隷貿易」の政治議論化の成功〜 [A Scheme in Regard to Cyrenaica(1957年)]

輪読と演習資料 社会と流言(14)

エパフロ・デタス・ペック著　「伝聞禁止規則の厳格性」(1912年)〜エビデンス法の発展(1840年)からの死亡証人の以前の証言、死に際の供述の信頼性の再評価、無神論者の証言能力の観点〜 [The Rigidity of the Rule against Hearsay(1912年)]

輪読と演習資料 社会と流言(15)

ユースタス・セリグマン著　「伝聞証拠規則の例外」(1912年)〜ヒルモン判決の遺言証判決における再評価(1892年)によるヒアセイ・ルールの制約と例外(亡くなった人の発言の取り扱い)とゴシップ、噂研究への影響〜 [An Exception to the Hearsay Rule(1912年)]

輪読と演習資料 社会と流言(16)

ジョン・H・ウイッグモア著　「伝聞証拠規則の歴史」(1904年)〜ゴシップ、噂研究への影響と公衆衛生の観点：アングロ・アメリカン証拠法の議論〜

[The History of the Hearsay Rule(1904年)]

輪読と演習資料 社会と流言(17)

イェール大学 法律ジャーナル　「伝聞法則の例外となる古文書」(1924年)〜ファクトチェックと古文書の定義：「コール対ウィリアム・レア社事件（1910年・古文書真実性確認事例）」、「ニューボルド対ラム事件（1818年・証人死亡例）」、「ベンソン対オリーブ事件（1730年、文書年齢が35年以上）」を事例として〜 [Ancient Documents as an Exception to the Hearsay Rule(1924年)]

輪読と演習資料 社会と流言(18)

ロバート・ペイン著　「ゴシップとは何か？代替仮説」(1967年)

〜ギリシャ少数民族・サラカツァニ(トルコ語訳：黒い逃亡者)族のゴシップ社会と噂の流布による地位形成を事例に：ゴシップによる自己利益と情報管理の観点〜 [What is Gossip About? An Alternative Hypothesis(1967年)]

輪読と演習資料 社会と流言(19)

ジョン・マッカーサー・マグワイア著　「ヒルモン事件 あれから33年」(1925年)〜ヒアセイ・ルール（伝聞証拠排除原則）の再定義となった事件：ウィリアムズ対キッド事件(1915年)とモウアー対モウアー事件(1924年)・23年に及ぶ係争と新聞報道と行為Aと過去の事実Bの存在または不存在の証明問題〜 [The Hillmon Case. Thirty-Three Years after(1925年)]

輪読と演習資料 社会と流言(20)

ジョン・マッカーサー・マグワイア、チャールズ・S・S・エプスタイン著　「証拠の許容性を判断する上での事実の予備的問題」(1927年)〜ベントレー対クック事件(1784年)に見るヒアセイルールを用いた婚姻関係の存否という予備的事実の認定の判例とヒルモン事件(1892年)への影響〜 [Preliminary Questions of Fact in Determining the Admissibility of Evidence(1927年)]

輪読と演習資料 社会と流言(21)

ジョン・マッカーサー・マグワイア、チャールズ・S・S・エプスタイン著　「証拠の予備的争点における証拠規則について」(1927年)〜ウィッグモア教授の主張に対する反論とヒアセイルールと判例の議論と公衆衛生に向けた情報フィルタリングの可能性〜 [Rules of Evidence in Preliminary Controversies as to Admissibility(1927年)]

輪読と演習資料 社会と流言(22)

ジョン・H・ウイッグモア著　「日本における司法制度の運営」(1897年)

〜証拠法の観点と治外法権：アメリカ社会におけるヒアセイルールと日本(大阪堂島米会所)の取引所、商事法の比較〜 [The Administration of Justice in Japan(1897年)]

輪読と演習資料 社会と流言(23)

ジョン・マッカーサー・マグワイア著　「貧困訴訟モデル法」（1926年）〜1475年トリニティ学期における司法アクセスの保障と組織的支援を基盤とするモデル、「個人所得の二重課税からの救済」(1923年)の考え方と関連〜 [The Model Poor Litigants' Statute(1926年)]

輪読と演習資料 社会と流言(24)

ジョン・マッカーサー・マグワイア著　「個人所得の二重課税からの救済」(1923年)〜1930年代の証拠法(ヒアセイルール)に関連する先行研究「貧困訴訟モデル法」（1926年）との関係、位置付け〜 [Relief from Double Taxation of Personal Income(1923年)]

輪読と演習資料 社会と流言(25)

ジョン・マッカーサー・マグワイア著　「貧困と民事訴訟」（1923年）

〜マグナカルタ第40条：「我々は何人に対しても、正義と公正を売らず、否定せず、遅延させない」の「庶民の福祉」と「司法アクセスの平等」の実践の難しさ〜 [Poverty and Civil Litigation(1923年)]

輪読と演習資料 社会と流言(27)

ロバート・M・ハッチンス、ドナルド・スレシンジャー著　

「証拠法に関するいくつかの見解。行為を証明する心的状態」（1929年）〜ヒルモン事件(1892年)の証拠の時間的範囲におけるグレイ判事の見解とグリーンエーカー対フィルビー判例(1916年)における陳述の証拠能力〜 [Some Observations on the Law of Evidence. State of Mind to Prove an Act(1929年)]

輪読と演習資料 社会と流言(28)　 ロバート・M・ハッチンス、ドナルド・スレシンジャー著　「証拠法に関するいくつかの見解。記憶に関して」（1928年）〜ヒルモン事件(1892年)における「冤罪事件」の事例における「記憶」証拠の重要性(メモランダム)とヒアセイルールの例外：グレイ対ボストン高架鉄道事件（1913年）判例etcを元に〜 [Some Observations on the Law of Evidence. Memory(1928年)]〜

輪読と演習資料 社会と流言(29)　 ロバート・M・ハッチンス、ドナルド・スレシンジャー著　「証拠法に関するいくつかの見解。記憶に関して」（1928年）〜ヒルモン事件(1892年)における「冤罪事件」の事例における「記憶」証拠の重要性(メモランダム)とヒアセイルールの例外：グレイ対ボストン高架鉄道事件（1913年）判例etcを元に〜 [Some Observations on the Law of Evidence. Memory(1928年)]〜

輪読と演習資料 社会と流言(30)　 ロバート・M・ハッチンス、ドナルド・スレシンジャー著　『証拠法に関するいくつかの見解。ウィッグモアの理論：「罪の意識」と「科学的根拠」に関して』（1929年）〜根拠のない妄言における病理(医学的診断:生理学的指標)に対する課題：スプリングス対英連邦(1923年)の判例etc〜 [Some Observations on the Law of Evidence. I. Spontaneous Exclamations(1929年)]

輪読と演習資料 社会と流言(31)　 ロバート・M・ハッチンス、ドナルド・スレシンジャー著　『証拠法に関するいくつかの見解。行為を証明するための心理状態』（1929年）〜証拠法の矛盾の議論：セイントレオナルド判例の英米への影響(1876年)、グリーンエーカー対フィルビー（1916年）における自殺 vs 事故死の争点の判例etc〜 [Some Observations on the Law of Evidence. I. Spontaneous Exclamations(1929年)]