輪読演習資料

(シェイクスピア:じゃじゃ馬馴らし

(1594年))


1.輪読演習資料 社会と古典演劇(1) アルバート・H・トールマン著

「シェイク・スピアの『じゃじゃ馬馴らし(1594年)』における執筆役割分担」

〜プロット構造から見る『フライヤー・ベーコン』、ガスコイン『見せかけ』の喜劇的装置かつ社会批評象徴の

トラーニオ(主従関係の逆転や身分詐称といったモチーフの登場人物)における言語的借用と執筆分担の特徴からの共同制作の洞察〜(1890年)[Shakespeare's Part in the "Taming of the Shrew"(1890年)]



2.輪読演習資料 社会と古典演劇(2) G.I.ダシー著 「じゃじゃ馬ならし(a)」と「じゃじゃ馬ならし(THE)」

〜鷹匠の専門用語の使用レベル「鷹を閉じ込めるように彼女を閉じ込める」と「蔦を見張るように彼女を見張る」の表現の大きな違い、トラーニオ・ホーテンショーの描写、登場する姉妹の人数の矛盾比較〜(1943年)[The Taming of a Shrew and The Taming of the Shrew(1943年)]



13.輪読演習資料 社会と古典演劇(3) 『じゃじゃ馬馴らし(1594年)』の新たな類似作品と考えられる原典について〜文化的記号の解釈:鷹の調教の比喩とキャクストン著『騎士の書』(1484年)「ヴァスティス女王の物語」の「檻に入れる」描写影響とジェンダー表象解釈の演出的議論と舞台用語「まだら模様」と「二色使い」の意味の違い〜(1975年)[The Lack of Song in Love's Labor's Lost(1975年)]



4.輪読演習資料 社会と古典演劇(4) 『じゃじゃ馬馴らし(1594年)』における統一テーマとしての「想定」

〜クレイグの理論「目覚めた眠り人」からの影響と『真夏の夜の夢』への構造の影響(劇中劇):酔っ払いの職人

「スライ(狡猾)」を貴族に見立てる場面導入部における「想定」〜(1963年)["Supposes" as the Unifying Theme in The Taming of the Shrew(1963年)]



5.輪読演習資料 社会と古典演劇(5) シェイク・スピア『じゃじゃ馬馴らし』(A version:1594年版)の原作の結末について〜フォリオ版と原作比較:鷹匠の専門用語の有無と第一場面終盤の酔っ払いの職人「スライ(狡猾)」と貴婦人の短い対話の登場の有無〜(1969年)[The Original Ending of The Taming of the Shrew(1969年)]



6.輪読演習資料 社会と古典演劇(6) 「じゃじゃ馬馴らし(1594年):シェイク・スピアの結婚の鏡」

〜登場人物ケイトとペトルーキオにおける真の性格が否定する性別の引き受けにおける役割の演出と

ガスコイン「想定」を元にする偽の身分を演じる劇中劇〜(1975年)["The Taming of the Shrew": Shakespeare's Mirror of Marriage(1975年)]




7.輪読演習資料 社会と古典演劇(7) 『じゃじゃ馬馴らし(1594年)』における虚構から現実へ:キャラクターと舞台演出技法〜カタリーナとペトルーキオの現実性についての洞察:「トータル・シアター」の創造〜(1981年)[From Fiction to Reality: Character and Stagecraft in the "Taming of the Shrew"(1981年)]




8.輪読演習資料 社会と古典演劇(8) ウェイン・A・リボーン著

『ペトルーキオの「ロープ」:『じゃじゃ馬馴らし(1594年)』とルネサンス期の修辞学的言説

〜キケロ的神話的正当化の危うさと修辞学的限界:レイプの隠喩(修辞的侵入理論と刻印)とカタリーナによる抵抗の修辞学、支配のメタファーとジェンダ〜(1995年)[Petruchio's "Rope Tricks": "The Taming of the Shrew" and the Renaissance Discourse of Rhetoric(1995年)]