新潟県津南町

認定番号 5

2009年(平成21年)認定

新潟県の南端に位置し、日本最長の川「信濃川」が千曲川から信濃川へと名前をかえる所が津南町です。

当町は信濃川沿いに発達した日本一と言われる雄大な河岸段丘の上に広大な水田や畑があり、山間地に入ると棚田が点在する、広大な農地と山間農地の両面を兼ね備えた中山間地域です。

新潟県の南端に位置する

日本の原風景

新潟県の南端に位置し、日本最長の川「信濃川」が千曲川から信濃川へと名前をかえる所が津南町です。
当町は信濃川沿いに発達した日本一と言われる雄大な河岸段丘の上に広大な水田や畑があり、山間地に入ると棚田が点在する、広大な農地と山間農地の両面を兼ね備えた中山間地域です。

新潟県津南町 町長

桑原 悠

地域資源 特産品

津南町ホームページ

津南町は日本有数の豪雪地であり、近年では令和4年に町内の観測所で4m19cmの積雪を観測しました。豊かな自然、雪の恵み、清涼な水が育んだ魚沼産コシヒカリは特筆すべき農産物です。23年産米から一定の食味と品質基準をクリアしたコシヒカリを「津南町認証米」としてブランド化に取り組んでおります。 

また、雪を利用した雪下にんじんは令和元年6月に「津南の雪下にんじん」の名称で地理的表示(GI)保護制度に登録されました。 その他にも高原で育てられたアスパラガスやスイートコーンなど最高に味わいのある農産物が特徴です。

魚沼産コシヒカリ

気候風土が合致し、良食味高品質を実現した魚沼産コシヒカリはコメのトップブランドとして有名です。一定の栽培基準を満たした高品質のコシヒカリについては、津南町認証米として出荷されています。 

アスパラガス

深い積雪量を誇る津南町では、有機質十分な堆肥がふんだんに投入され、柔らかく甘くて美味しいアスパラガスが育て上げられます。このアスパラガスはエコファーマー認定商品となっています。 

雪下にんじん

夏に種を撒いた後、雪の下で約4ヶ月間寝かせ、春に雪から掘り起こします。にんじん特有の臭みが消えて甘みが増すのが特徴で、瑞々しく生食に向いています。 

スイートコーン

河岸段丘の広大な台地に作付されたスイートコーンは、日中暑く夜冷える気候により糖度が維持され、甘く美味しいと評判です。 

オリエンタル系ユリ

ブランド名「雪美人」のカサブランカを初めとするオリエンタル系ユリが高く評価されています。雪室を利用して2年かけて育てた「雪美人」は花持ちがよく、最後の1輪まで大きく咲くことが特徴です。 

環境保全の取り組み

豪雪地帯の故に自然に逆らわず季節気候に合わせた栽培を維持しており、水田の大半が河岸段丘上に位置しています。田の水源は雪解け水を多く含んだ湧水・源流水となっており、生活排水を一切含まない用水が供給されています。

畑地は大半が昭和48年からはじまった国営事業により造成されました。造成された畑では化学肥料や農薬の土壌蓄積が少ないうえ、町内の畜産農家等と連携して資源循環型の農業を推進しており、良質たい肥等の有機質投入により、安全な土壌を維持しています。

雪を利用した雪下にんじんはその食味や食感、香り等が高く評価されているほか、雪冷熱を生かした雪室を活用した、環境に対してもやさしい農業生産活動を行っています。

また、住民自らが集落の環境を守り、より住みやすい地域づくりのため、集落民総出の普請作業を春と秋の2回行い、道水路をはじめとする各種整備が実施されています。

他にも地域の身近な自然を知り、環境を守っていこうと、子どもたちを主体に水槽生物の観察会が実施されるなど、自分たちと共生する生物などを再発見することで、地域の環境を大切にする意識が育まれています。

活動の成果今後の展開

農業が町の基幹産業であることを昭和40年から明確に位置づけ、「農を以て立町の基と為す」が町是となっております。特別栽培米の生産者が近年飛躍的に伸びてきており、農業者の意識も高くなってきております。有機JAS、GAPなどの環境に安心な認定制度に取り組む農家が、年々多くなっています。

自然環境に負荷を与えない、農産物の旬を重視した農業生産活動を進めることによる他産地との差別化を図るとともに、より一層の複合営農の推進を図り、地域文化、伝統技術を大切にすることにより、農家の誇りと自信を呼び戻し、明るく活気のある農村を目指してまいりたいと考えています。

新潟県津南町へのアクセス

電車

上越新幹線「越後湯沢」駅からバスで50分

関越自動車道「塩沢石打」ICから35分
上信越自動車道「豊田・飯山」ICから50分
北陸自動車道「上越」ICから1時間20分

津南町ホームページ