山梨県北杜市

認定番号 16

2019年(令和元年)認定

北杜市は、日本百名山の山々に囲まれ、南には世界文化遺産に登録された雄大な富士山を望むことができる日本有数の美しい山岳景観を有しています。

また、名水の里としても知られ、ミネラルウォーターの生産量日本一を誇っており、日照時間も2500時間を越える地域で、この清らかな水と太陽の恵みは、北杜市を県内屈指の農業地帯にしております。

自然環境に恵まれた

「山紫水明」の地

北杜市は、美しい山岳景観に加え、国蝶オオムラサキの生息数、ミネラルウォーターの生産量、日照時間がそれぞれ日本一と言われており、自然環境に恵まれた文字通り「山紫水明」の地といえます。

また、市内には「平山郁夫シルクロード美術館」や「金田一春彦記念図書館」を代表とする美術館、図書館、資料館などが数多くあり、「一流」の作品を身近に触れることができます。

山梨県北杜市 市長

上村英司

地域資源 特産品

北杜市役所ホームページ

エコパーク認定を受けた南アルプスの麓に位置する釜無川の右岸一帯は、花崗岩質の砂質土壌で、美味しいお米の栽培に適しています。そこで栽培されている「農林48号」(通称よんぱち)は、食味、艶、粘り、香りのいずれをとっても全国のブランド米をしのぐにもかかわらず、収穫量も少ないため、市場に出回ることがなく、いつしか「幻の米」と呼ばれるようになりました。

環境保全の取り組み

世界的にも認められた北杜市の自然を次世代に引き継いでいくため、令和5年3月23日にオーガニックビレッジ宣言を行い、「有機農業のまち北杜」を目指しております。

北杜市では、平成22年より食育・地産地消に力を入れる「商工・食農課」が新設され、市内の保育園では、園内に設置された畑で保育園児が有機農業を実践しており。学校給食においては、地産地消割合が45%を超え、有機農産物も多く使用されています。


活動の成果

北杜市の耕地面積は、約5,000haあります。日本国内における有機農業の圃場はわずか0.6%(平成30年度数値)でありますが、本市においては、耕地面積の約2%が有機農業に取り組んでいる面積となっております。令和5年度にイセキ農機株式会社及び梨北農業協同組合と包括連携協定を行い、アイガモロボを使用した有機栽培水田が増えております。学校給食での有機米導入も始まり、令和6年度には1/3が有機米に切り替わる予定です。

今後の展開

本市には、「儲かる農業」を目指すための北杜市フードバレー協議会という団体があります。この度、協議会内にお米の食味を向上させるための北杜市おいしい米づくり研究会が立ち上がりました。市の基幹産業である「米」 をしっかりと守りながら、北杜市の環境をしっかりと未来につなげるため、循環型農業を主軸とした農業振興を行い、小規模農家が多い地域ではありますが、個々が光り輝く、強い農業を展開していきたいと考えております。

山梨県北杜市へのアクセス

山梨県の中央に広がる甲府盆地の北西部に位置し、首都圏から車で2時間、中京圏から2時間半程度の距離にあり、アクセスもよいことから、年間を通じて多くの観光客が訪れています。


電車(JR)の場合
JR中央本線「韮崎」駅よりバス30分

車の場合
中央自動車道「須玉」I.C.下車

北杜市役所ホームページ