岐阜県高山市
認定番号 15
2017年(平成29年)認定
平成17年2月の1市9町村の合併により、面積が2,177.61平方キロメートルと東京都とほぼ同じ面積の日本一広い市となりました。「国際観光都市」として知られ、世界中から多くの観光客が訪れます。(令和4年は308万6千人)
伝統的建造物群が立ち並ぶ古い町並、奥飛騨温泉郷、2つの国立公園など豊かな伝統文化と自然資源に恵まれ、多彩な魅力が溢れています。
「環境都市日本一」を目指す
伝統文化が今に息づくまち
平成17年2月の1市9町村の合併により、面積が2,177.61平方kmと東京都とほぼ同じ面積の日本一広い市となりました。江戸時代の面影を残す古い町並や、国内に唯一現存する高山陣屋など、市内には様々な歴史的建造物が残るほか、伝統文化が今に息づいています。16世紀後半から17世紀が起源とされる高山祭は日本三大美祭のひとつに挙げられ、「高山祭の屋台行事」を含む日本の「山・鉾・屋台行事」は平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
また、農業も盛んで、米や野菜、畜産物、果物などは、昼夜の大きな気温差、冷涼な気候、豊富でおいしい水など、飛騨地方特有の自然の恵みを受けて育てられています。なかでも当地で始まったビニールハウスによる雨よけ栽培により、ホウレンソウやトマトをはじめとする野菜の生産販売は大きく飛躍し、全国に誇る大産地となりました。黒毛和種の最高級ブランド「飛騨牛」の飼育も盛んに行われ、全国でもその名が知られるなど、街・自然・食ともに多彩な魅力が溢れています。
岐阜県高山市 市長
田中 明
地域資源 特産品
江戸時代の面影を残す古い町並や、国内に唯一現存する高山陣屋など、市内には様々な歴史的建造物が残るほか、伝統文化が今に息づいています。
16世紀後半から17世紀が起源とされる高山祭は日本三大美祭のひとつに挙げられ、「高山祭の屋台行事」を含む日本の「山・鉾・屋台行事」は平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
また、農業も盛んで、米や野菜、畜産物、果物などは、昼夜の大きな気温差、冷涼な気候、豊富でおいしい水など、飛騨地方特有の自然の恵みを受けて育てられています。なかでも当地で 始まったビニールハウスによる雨よけ栽培により、ホウレンソウやトマトをはじめとする野菜の生産販売は大きく飛躍し、全国に誇る大産地となりました。
黒毛和種の最高級ブランド「飛騨牛」の飼育も盛んに行われ、全国でもその名が知られています。
飛騨牛
岐阜県内で14か月以上肥育された黒毛和種で、社団法人日本食肉格付協会が実施する枝肉格付で、肉質等級5等級・4等級・3等級のものを飛騨牛といいます。肉質・味ともに絶品です。
ほうれんそう・トマト
高冷地の冷涼で、昼夜の気温差が大きい気象条件を利用し、全国一の生産量を誇る飛騨ホウレンソウ、夏秋トマト等雨除け栽培技術で、品質の良い野菜が栽培されています。
飛騨の朴葉みそ
朴葉のうえに味噌、ねぎ、しいたけなどをのせ、焼きながら食べる朴葉みそは、ご飯によく合うほか、酒の肴として最高の一品です。
飛騨の地酒
江戸中期から地酒がつくられてきました。清らかな水・良質の米・気候などの条件に恵まれた深い味わいです。市内7軒の造り酒屋はそれぞれの銘柄でこだわりの酒をつくっています。
環境保全の取り組み
●2050市全域ゼロカーボンの実現を目指しています
・2023.11月 環境省の脱炭素先行地域に選定
・自然エネルギーの地産地消と地域内資金循環を実現することで、地域の活力を取り戻し、脱炭素社会の推進を図ります。
●高山市環境基本条例に基づき、 高山市環境基本計画 を策定 。豊かで快適な環境の保全及び創造に関する施策を積極的に推進しています。
・生物多様性の保全 (いのちの森づくり、 グリーンツーリズムの推進 )
・自然エネルギーを活かしたまちづくり (太陽光パネル 、ペレットストーブの活用)
●有機物等を有効に活用した土づくり並びに環境への負荷の大きい化学肥料、化学合成農薬等の効率的な使用と節減を基本とし、生産性と調和できる幅広く実践可能な環境にやさしい農業を推進しています
・ぎふクリーン農業( 化学肥料及び化学合成農薬を30%以上削減
・耕畜連携の推進(飼料用米・飼料作物等の生産や市内で発生する家畜堆肥の有効利用)
活動の成果
自然環境の保全・活用を図る施策等により、民間事業者等による大規模太陽光発電・木質バイオマス等の利用拡大など、様々な導入の取組みが広がりつつあり、市民の意識も高くなってきております。また、飛騨の農畜産物についても恵まれた自然環境によって、農畜産物のトップブランド産地となっており、国内外で多く消費されて います。
今後の展開
・環境にやさしい農業を推進し、安心・安全で高品質な飛騨の農畜産物の更なるブランド化を進めます。
・平成30年、当地で開催された米・食味分析鑑定コンクール国際大会を契機に、さらなる飛騨 のお米食味値向上に地域一体となって取り組みブランド化を図ります。