プロセッサーのアーキテクチャ
参照 : インテルのマルチコア・プロセッサー (初めの数字がコアの数。N/Aはマルチコアではないもの。)
マルチコア・プロセッサー
参照 : Intel の「Corei5」 (パッケージングされたCPU。マザー・ボードに取り付けられるように裏側には多数のピンが出ている)
参照 : Intel プロセッサ・シリーズ「第2世代Coreプロセッサ・ファミリ」(Corei3, i5, i7など) の配線写真 (上記パッケージの中の回路を拡大して、機能を図示したもの)
[説明] 1つのCPUチップ上に、4つのコア (計算する部分と1次、2次キャッシュなどで構成される)、グラフィック(画像処理をする部分)、コントローラー(CPU内の管理やメモリーの管理をする部分) の回路があることが判る。
インテル (Intel) 及びその他会社のPC用プロセッサー製造の歴史
CPU選択時のポイント
(1) 動作周波数 (クロック数)
例えば、2GHz CPUとは、1秒間に20億回の計算を行うことのできるプロセッサー。一回の計算を1/2000,000,000 (秒)即ち、0.5nsで行う。一般に数字が大きいほど計算能力は高い。2000年代前半までは周波数(クロック数)を上げて計算能力を高める競争が盛んであったが、やがて技術的に頭打ちとなったため、クロックあたりの性能を重視した路線(マルチコア構成で並行処理に優れたプロセッサーなど)へと転換していくことになる。
(2) キャッシュ容量
CPUの速度が高速になってもメモリーからのデータ転送がそれに追いつかないと十分な性能を発揮できない。これを補うためにキャッシュがある。CPUに近いほうから、一次(L1)、二次キャッシュ(L2)と数字が大きくなる。一次キャッシュの方が高速で高価なため容量は小さい。キャッシュ容量が大きいほどメモリーへのアクセスが減少し(即ち高速になり)コンピュータの性能が上がる。
(3) バス(経路)性能
(3) ソケット形式
CPUをマザーボードに取り付ける口をソケットと呼ぶが、ソケット形状にはいくつかの種類があるため、CPUとマザーボードを購入する際は、ソケット形状を合わせる必要がある。数字はピンの数を表している。また、マザーボード側のCPUソケット(メス)とCPUのソケット(オス)が合致しても、必ず動作するというわけではなく、最終的な確認は、マザーボードの対応CPUの一覧などで行うこと。
メーカー
Intel
AMD
ソケット形状
Socket478, LGA775, LGA1156, LGA1155, LGA1150, LGA1151, LGA1366, LGA2011, LGA2011-v3 など
Socket754, Socket939, Socket940, SocketA, Socket AM3+, Socket AM1, Socket FM1 など