紅葉の見頃には登山者でごった返す涸沢。実はこの景色、氷河を抜きにしては語れません。氷河はどのように流れ、どのような置き土産を涸沢に残していったのでしょうか。風景や堆積物から読み解いていきましょう。
実は槍穂高の山々はもともとはカルデラ火山。今の姿からは全く想像できないことですが、足もとの岩からその証拠を探してみましょう。
NHKの番組「ジオジャパン 槍穂高連峰」「中部ネイチャー 槍ヶ岳」等で槍穂高連峰の成り立ちを解説した田村がみなさまをご案内します。地質や地形の知識と面白さを一からていねいに解説します。
涸沢カールには氷河の痕跡がたくさん残っています。
今回は右上の北穂高岳を目指します。
北穂高岳から望む槍ヶ岳と南岳。
カルデラ火山の中身が山のてっぺんで見えていることの意味とは。。。
前穂高岳北尾根と涸沢カール
涸沢ヒュッテがなぜここにあるかも氷河と関係があります。
足もとに転がっている石に詰まっている山の歴史を丁寧に紐解いていきます。
9月5日(金)~7日(日) 山小屋泊 2泊3日
10:00 上高地インフォメーションセンター前(バスターミナル脇)
※沢渡やアカンダナのバスの乗車に時間がかかる可能性があります。時間に余裕を持ってお越しください。
15:00 上高地バスターミナル
【1日目】
上高地インフォメーションセンター―河童橋―明神―徳沢―横尾
【2日目】
横尾―本谷橋―涸沢―北穂高岳―北穂高小屋
【3日目】
北穂高岳小屋―涸沢―屏風のコル―徳沢―上高地バスターミナル
※行程は標準コースタイムよりもかなり余裕を持たせてありますが、これは地質や地形の観察のためです。
※解散時刻はなるべく予定通りになるように努めますが、やむを得ない理由で過ぎる場合があります。ご承知おきください。
54,000円(税込)
※参加費にはガイド代、ガイド経費、保険代、資料代が含まれています。
※お客様ご自身の集合場所までの交通費、昼食代、宿泊費は別途必要となります。
※モンベル会員は500円割引いたします。
2名様より催行、定員5名 ※先着順。定員になり次第締め切り。
※お申し込みはページ下方からリンクしている申込フォームからお願いします。↓
・1日に標高差1500m程度の行程を標準コースタイムで歩ける方
・岩場歩きの経験のある方
・高所恐怖症でない方
・ただ登りたいだけでなく、山の地質や地形に興味のある方
※槍穂高山域の地理を頭の中に入れてご参加されることをお勧めします。
※一度は北アルプス南部のどこかの山に登ったことのある方を想定しています。
登山靴・ 靴下、雨具、防寒具、帽子、行動食、非常食、飲物、ヘッドランプ(電池も)、着替え、ヘルメット、洗面用具、ザック
※ヘルメットは涸沢で借りることもできます(有料)。
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
・スケジュール、コースは天候などにより変更・中止になることがあります。
・ご不明な点がありましたらお問い合わせ下さい。
田村茂樹
信州大学名誉教授の原山智氏の研究を大学在学時に知り、地質学に目覚める。研究者への道は断念したが、ガイドになってからは地質や地形の面白さを多くの方に知ってもらうべく奮闘中。山伏、猟師など様々な角度から山に関わり、街道歩きからバリエーションルートや雪山登山にバックカントリースキーまで、幅広くガイド活動を行っている。