山に登れない時期は里から山に思いを馳せましょう。
北アルプスから来た石を観察し、生い立ちを学んでみませんか。
2000日以上に及ぶフィールドワークを通して、北アルプスの山々がどのように今のようになったかを解き明かしてきた、信州大学名誉教授の原山智先生を講師に迎え、講演会と野外実習を行います。
槍穂高連峰や上高地から流れ下っている梓川もその昔は全然違う流れでした。どのように今の流れができたのかを勉強してから、その証拠を探しに河原や段丘を探索しに行きます。現場では多種多様な岩石が、それぞれに自分たちの物語を語ってくれることでしょう。
もちろん地学の基本知識はなくてもOK。この機会に河原の石ころ達が熱く語る「北アルプスの波瀾万丈の人生(山生?)」に目を向けてみませんか。
「槍で別れた 梓と高瀬 めぐり逢うのが 押野崎」高瀬川編もぜひ!
前日開催の地質探偵ハラヤマの講演&観察会~高瀬川編~では、槍ヶ岳を挟んで反対側に流れる高瀬川に行きます。両方参加されると、一層理解が深まること請け合いです。
講義で事前学習します。
河原の石には上流の大地の激動の歴史をみんなで読み解こう。
梓川の中流になんでこんなに大きな岩がある??
梓川段丘の礫には当時の上流の情報が残されています。梓川の場合には古上高地決壊前後の情報がどちらも残っていて比較することができます。
無機質な石が熱く物語る悠久の地質史。
2025年3月30日(日)
開場:午前9時30分
10:00~12:00 講演会「縄文時代にあった古上高地湖ーその出現と消滅」
13:00~15:30 近くの梓川河原等にて岩石観察会
5,000円(税込) 一般参加者
3,000円(税込)やまたみ会員
※参加費には講師料、スタッフ経費、資料代が含まれています。
※昼食は各自でご用意ください。周辺にも飲食店があります。
※集合場所までの交通費、宿泊費などの旅費は含まれておりません。
定員20名 ※先着順。定員になり次第締め切り。
※お申し込みはページ下方からリンクしている申込みフォームからお願いします。↓
上高地地域や槍穂高連峰の大地の歴史を知りたい方
北アルプスの地質の面白さを知りたい方
地質探偵ハラヤマ(原山先生)のお話を聞きたい方
【服装】3月とはいえまだ寒さの残る信州の河原で観察会を行いますので動きやすく暖かい服装でお越しください。帽子、手袋などもお忘れなく。
【装備・持ち物】歩きやすい運動靴、筆記用具
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
スケジュールは天候などにより変更・中止になることがあります。
ご不明な点がありましたらお問い合わせ下さい。
本 名:原山 智(はらやま さとる)
職 名:信州大学名誉教授・理学部特任教授
所 属:理学部・理学科地球学コース
学 位:理学博士
専 門:火成岩岩石学 (珪長質マグマ岩石学,火成活動史,造山論)