石材を観察して、地質の基本を知ろう。山のジオツアーの事前学習にどうぞ!
何気なく見過ごしがちですが、街中の建物や道路にはいろんな石が使われています。見た目がどう違うのか、なんでそのように違うのかを考えていくと、自然に石を見るための基本のきが身につきます。こうしたコツを身につけることで、山にある岩石が何を物語っているかもだんだんと分かってくるようになります。
松本城や播隆上人像など松本の名所は石も面白い!
松本城の石垣の石はどんな石が使われているかご存じでしょうか。松本城を下りた広場にある播隆上人像の台座は?
そういう目で見てみると、日々なんとなく通り過ぎている松本の街中も見どころいっぱい。
足を止めてじっくりと観察してみましょう。
松本城から出発。
松本城の石垣を観察。何が使われているかな?
ベンチにサンゴの成長縞や貝殻の化石を発見!
石の表面は磨き方で見かけが全く違う。
騙されずに正体を見抜けるかな!?
石材の中になんと宝石の
月長石(ムーンストーン)がある。
廃仏毀釈で割られた題目塔。
「きれい」に割れたのは理由があった!
2025年6月14日(土) 13:00-16:30
○集合 13:00 松本城太鼓門前
○解散 16:30 松本駅前
松本市役所―松本城―本町―伊勢町―松本駅
5,000円(税込)
※参加費にはガイド料、資料代、保険料が含まれています。
※集合場所までの交通費、宿泊費などの旅費は各自ご負担ください。
15名さま ※先着順。定員になり次第締め切り。
※お申し込みはページ下方からリンクしている申込みフォームからお願いします。↓
どなたでも歓迎です。
松本の隠れた名所を知りたい方
今後ジオツアーに参加予定の方
岩石・鉱物・宝石・化石などの好きな方
土地の成り立ちに興味のある方
岩石鑑定の基礎を知りたい方 など
【服装】梅雨に入ると冷える日もあります。
【装備・持ち物】歩きやすい運動靴、防寒具、雨具、筆記用具、(ルーペ)
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
田村茂樹
北アルプスを歩きまくって山々の成り立ちを解き明かしてきた信州大学名誉教授の原山智氏の研究を大学在学時に知り、地質学に目覚める。研究者への道は断念したが、ガイドになってからは地質や地形の面白さを多くの方に知ってもらうべく奮闘中。山伏、猟師など様々な角度から山に関わり、街道歩きからバリエーションルートや雪山登山にバックカントリースキーまで、幅広くガイド活動を行っている。
福田浩道
勉強で山を歩けることから信州大学理学部地質学科に入学。大学進学を機に信州に移住した。以来、北アルプスの山小屋での小屋番も経験し、ガイド資格を取得。山岳ガイドとして開業し、現在に至る。学生の時の専門は構造地質学で、南アルプス巨摩山地を卒論のフィールドとして甘利山~鳳凰三山周辺のフォッサマグナの構造地質を調査する。
大地が熱く語る悠久の歴史を感じながら一緒に歩きましょう。