温泉に生息する細菌たちは、誕生したばかりの生命の姿に近く、生命誕生の謎を解く鍵を握っていると言われています。講師の松浦先生は長らくこうした研究を続けてきました。いつまでも見飽きないその姿を、肉眼と顕微鏡でじっくりと観察してみましょう。
河原に野湯を掘ったり、温泉卵を作ったり、温泉はそれだけでも最高に楽しい場所です。思う存分味わいましょう。
地学の専門知識を身につけているやまたみジオガイドも同行し、みなさまの安全確保と地学の解説を担当します。
地学の基本知識はなくてもOK。丁寧に解説いたします。
熱水による変質で湯俣渓谷は赤茶けた岩壁となっている
温泉中の炭酸カルシウムが
堆積して成長した噴湯丘
河原で湧く温泉
原始の生物に近い硫黄酸化細菌の集合体 硫黄芝
炭酸カルシウムの球状の結晶あられ石
崩れた土砂が温泉成分によって固まっているところもある
A:10月24日(木)~25日(金)
B:10月26日(土)~27日(日) それぞれ山小屋泊 1泊2日
9:00 七倉
15:00 七倉
【1日目】
七倉→高瀬ダム上→湯俣山荘→(湯俣地獄一帯を周遊しながら観察)→湯俣山荘
【2日目】
湯俣山荘→(湯股地獄で温泉微生物の観察)→湯俣山荘→高瀬ダム上→→七倉
※解散時刻はなるべく予定通りになるように努めますが、やむを得ない理由で過ぎる場合があります。ご承知おきください。
※公共交通機関でお越しの方は七倉までの交通手段の相談に乗りますので、お知らせください
30,000円(税込)
※参加費にはガイド料、ガイド経費、保険料、資料代が含まれています。
※お客様ご自身の集合場所までの交通費、昼食代、宿泊費は別途必要となります。
5名様より催行、定員10名 ※先着順。定員になり次第締め切り。
※お申し込みはページ下方からリンクしている申込みフォームからお願いします。↓
1日に4時間程度、起伏の小さな登山道を歩ける方
山の地質や地形に興味のある方
※ガイドもサポートしますが、湯俣の噴湯丘へは膝くらいの深さの川の渡渉と河原歩きがあります。
歩きやすい運動靴、濡れても良い靴、 靴下、雨具(上下別のもの)、防寒具、帽子、行動食、非常食、飲物、ヘッドランプ(電池も)、着替え、ヘルメット、洗面用具、ザック、タオル 等
※靴は湯俣まで歩くのに使う靴(運動靴、登山靴、長靴など)と、湯俣を散策するのに使う靴(濡れてもよく、水抜けが良く、できるだけ足先や足首が保護されているもの。胴長や長靴は不可。)を2足用意するのがよいです。
※ヘルメットの貸出をご希望の方は事前にお知らせください(有料)。
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
行程は天候などにより変更または一部中止になることがあります。
当日体調が悪い方、ご家族が感染性の疾病に罹っている方はご参加いただけません。
ご不明な点がありましたらお問い合わせください。
松浦克美(まつうら かつみ)
東京都立大学名誉教授
代謝初期進化研究所代表
研究分野:
微生物の生体エネルギー論・生態学・進化学
研究テーマ:
高温温泉中の微生物群集の生態研究と進化
田村茂樹
信州大学名誉教授の原山智氏の研究を大学在学時に知り、地質学に目覚める。研究者への道は断念したが、ガイドになってからは地質や地形の面白さを多くの方に知ってもらうべく奮闘中。山伏、猟師など様々な角度から山に関わり、街道歩きからバリエーションルートや雪山登山にバックカントリースキーまで、幅広くガイド活動を行っている。
平野悟
北アルプスが日本海と交わる所、糸魚川市に住んでいます。里山やトレッキングなど頂上を目指さない山歩きも大好きです。大地の歴史、植物、動物、昆虫など自然を感じながら山登りを一緒に楽しみましょう。糸魚川ジオパークガイドです。