焼岳の周辺には、焼岳の熔岩や火砕流が形作った不思議な地形がありますが、夏は登山道外だったり薮に包まれたりと、立入できなかったり、見通しも悪くて観察できません。しかし、冬は木の葉も落ちて薮も雪に隠れ、行動や観察がしやすくなります。
今回訪れる山頂や細池もそんな場所。雪のあるときしか見れない焼岳の地形、冬しか見れない角度からの山頂付近の火口の観察をしに行ってみましょう。
雪のある時期に噴火が起きたら。。。山に登っている人は夏と比べて少ないかもしれませんが、雪のある時期特有の大災害が起きます。活火山に登るにはどんな情報を確認する必要があるのか、どんな準備と心構えが必要なのか、実際に噴火したらどんなことが起きうるのか。一緒に考えてみましょう。
夏に登れる北峰は噴気の奥。
今回登るのは左の南峰。
冬しか行けない南峰から見下ろす山頂付近の火口群。
向こうには北方直下の噴気孔も見える。
雪崩を避けるために南方から伸びる尾根に取り付き
登っていきます。
運が良ければ雲海が広がるかも。
2025年3月15日(土) ※日帰りの行程です。
○集合 7:30 中ノ湯温泉旅館
○解散 16:00 中ノ湯温泉旅館
※中ノ湯温泉旅館に前泊の方のためにこの時間にしています。帰りの時間のご希望があれば出発を早めます。
中ノ湯温泉旅館―りんどう平―焼岳南峰―りんどう平―中ノ湯温泉旅館
21,000円(税込)
※モンベル会員の方は20,500円(税込)となります。(要:会員証提示)
※参加費にはガイド代、ガイド経費、保険代、資料代が含まれています。
※お客様ご自身の集合場所までの交通費、昼食代、宿泊費は別途必要となります。
3名様より催行、定員5名
※無雪期にコースタイム程度の速さで歩くことのできる体力のある方
※雪山登山の経験のある方。
ない方は田村の担当する雪山入門ツアー(1/2-3,1/3-4の木曽駒ヶ岳、2/28-3/1のモンベルツアーの蓼科山)にご参加くださるか、別途ご相談ください。
登山靴・靴下、スパッツ、ピッケル、アイゼン、冬用ジャケット・パンツ、着替え、防寒具、ヘルメット、ハーネス、環付カラビナ2枚、ビーコン、スノーシューまたはわかん、帽子、目出帽、手袋、サングラス、行動食、非常食、飲み物、ヘッドランプ、携帯電話、財布・資金、カメラ
※ビーコン、ハーネス、カラビナ、スノーシューはレンタルがありますので、ご希望の方はお知らせください。
※春は高気圧に覆われればTシャツ一枚で過ごせることもありますが、荒れれば真冬同様の厳しさに見舞われます。様々な状況に対応できる服装・装備をご準備ください。
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
本企画は雪山登山の経験がある方限定です。
スケジュール、コースは天候などにより変更・中止になることがあります。
ご希望に応じて集合時刻を前倒しするばあいがあります。その際は改めてご相談いたします。
当日体調が悪い方はご参加いただけません。
ご不明な点がありましたらお問い合わせ下さい。
田村茂樹
信州大学名誉教授の原山智氏の研究を大学在学時に知り、地質学に目覚める。研究者への道は断念したが、ガイドになってからは地質や地形の面白さを多くの方に知ってもらうべく奮闘中。山伏、猟師など様々な角度から山に関わり、街道歩きからバリエーションルートや雪山登山にバックカントリースキーまで、幅広くガイド活動を行っている。