高校受験の基礎

神奈川県の公立高校入試の基礎知識

平成24年度から、公立高校の入試のシステムが、大幅に変わりました。

今までもなかなか分かりにくいものでしたが、新たな制度で実施する高校側も含め、中学校も手探りの状態でした。

現状でもまだその状況は否めません。

そのうえ、受験が初めての保護者の方にとっては、私立のことなども加わり、わかりづらいものだと思います。

とはいえ、基本から教えてもらうのも躊躇われたりして、なかなか難しいでしょう。

そこで、新入試制度とそのほかの基本的なことをご説明いたします。

公立の学区について

神奈川県立高校は全県で、横浜市立高校は横浜市在住に限り、学区が撤廃されました。

どこの高校を受験して不利になりません。

公立高校入試について

平成23年度入試まで実施されていた前期選抜(学力検査なし)と後期選抜(学力検査有)が、平成24年度入試から一本化され、受験の機会は一度になりました。

私立高校併願について

内申点が各私立高校が定めた基準以上であれば、公立高校(または私立高校)が不合格だった場合、希望の私立高校の合格を確約するシステムです。

この場合、受験できる私立高校は1校だけです。

私立高校推薦について

推薦は、志願する私立高校を第一志望とし、基準を満たしていれば合格となります。

当然、志望校1校しか受験できません。公立、私立とも他校に出願することはできません。

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私立併願も推薦も最近では、内申点だけの判定ではなく、基本的な適性検査(多くは国英数)を課す高校も増えてきました。

従って、推薦や併願だからと言って、安心できません。