<経歴>
2013.03 安城東高校卒業
2014.04 理学部 入学
2018.03 理学部生命理学科 卒業
2018.04 理学研究科生命理学専攻 入学
2020.03 理学研究科生命理学専攻 卒業
ー名古屋大学ラグビー部の魅力はなんだと思いますか?
美紀:みんなが同じ方向を向いて努力していけるところ。そういうのはなかなかできる経験じゃないなって、いま改めて思います。
ー思い出に残ってる試合などはありますか?
美紀:3つあります。1つ目は、私が1年生で初めてメディカルをした試合です。なにもわからない状態で怪我人がたくさん出て、自分の無力さを痛感して、もっと頑張らなきゃと思うきっかけになりました。2つ目は、野村さんの代の名経戦です。絶対負けると思ってしまうような流れだったのに、選手たちは諦めずにぎりぎりで逆転できて。粘り強くやり続ける気持ちの強さって大切だなと感じさせられました。
ーたしかに、あれは野村さんの意地を感じましたね(笑)。
美紀:そうそう、気持ちで勝っていくことが本当にすごいなって。
3つ目は、自分の代の東大戦です。あんなに同期が頑張ってたのに報われなかったことが、悔しすぎて覚えてます。結果がすべてではないけれど、選手も自分も勝てるだけのことをしてきたっていう自信があったから……。
ー当時、どのようなことで息抜きなどしていましたか?
美紀:同期スタッフとご飯に行ったときとかに、愚痴をばーっと発散してました。スタッフに対する悩みもあったから、同期の選手に相談することもありました。同期のみんなにいろいろな話を聞いてもらって、すごく心強かったな。
ーよく通った飲食店などはありますか?
美紀:牡丹亭はよく行きました。スタッフの先輩後輩とは、よくグランピアットに行ってましたね。
ーいまでも、当時のことで思い出す出来事はありますか?
美紀:私はテーピングがなかなかうまくいかなくて、当時わかりやすく落ち込んだりしていました。そのとき、スタッフの先輩に「スタッフのために選手がいるわけじゃない」って言われたんです。要は、自分ができないからって自分よがりに弱音ばかり吐いてたらだめだよって。
そのときから、スタッフという役割に対しての考え方が変わりましたね。自分のことでいっぱいになるんじゃなくて、選手やチームのためにやるべきことを考えるようになりました。
ー名古屋大学ラグビー部の経験において、社会人生活で活きていることはなんですか?
美紀:単純にストレス耐性がついたこと(笑)。あと、自分の考えを伝えることに抵抗がなくなりました。4年生のとき、同期みんなに対して栄養や筋トレの話をさせてもらったのもあって、人前で話すことがもともと苦手だったけど克服できたと思います。
それから、挨拶とか上下関係とか、一見当たり前なことを部活でしっかり身につけたことが、社会に出て改めて良かったなと思います。
ー井本さんにはスタッフ強化にもご尽力いただいております。この度はありがとうございました!