<経歴>

1997.03 飯田高校卒業

1999.04 理学部物理学科 入学

2003.03 理学部物理学科 卒業

2003.04 理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻<修士課程> 入学

2005.03 理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻<修士課程> 卒業

2005.04 理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻<博士課程> 入学

2008.03 理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻<博士課程> 卒業


ー今回の100周年プロジェクトにどういう目的で参加していますか?

竹内:現役の強化と、OBOG会の連携強化です。OBOGが現役をサポートできる部分はたくさんあると思うんですけど、それが今までなかなかできなかったんですね。今回100周年プロジェクトっていうちょうど良い機会だったので、改めてしっかりやりたいなと。


ー名古屋大学ラグビー部の魅力はなんだと思いますか?

竹内:繋がり。名大ラグビー部というだけで、なんというか、先輩も後輩も懐に入ってくれる感じがあります。たとえば、ぜんぜん知らない先輩でも名大ラグビー部出身であれば、みんな兄弟みたいに接してくれるんですね。やっぱりそれは、苦楽を経験したことがお互いの共通理解としてあるからじゃないでしょうか。


ー思い出に残ってる試合などはありますか?

竹内:2年生で初めて東大戦に出たときです。それまで約5年間は東大と試合できていなくて、5年前の結果としてはボロ負けでした。

僕が出場したときも60対5くらいでボコボコにされたんですけど、本当に強くて、生まれて初めて足がつったんですよ(笑)。それから、当時の東大のグラウンドが黒土で粒が細かくて、ユニフォームをいくら洗っても汚れがとれなくて。そのとき東大ここまでやるかって思いましたね(笑)。


ー現役当時、どのようなことで息抜きなどをしていましたか?

竹内:親のすねをかじって博士課程まで進んだ僕にとって、ラグビー自体が息抜きでした。当時は研究室→部活→研究室の生活だったので、学業の合間にできるラグビーが“支え”になっていました。

また、大学院時代は部活後に佐々木先生によく飲みに誘っていただいて、ラグビー談義をしたことも印象深いです。


ーよく通った飲食店などはありますか?

竹内:前述した佐々木先生によく誘っていただいたお店は、八事の「美幸」と今池の「たか」です。たかの店主の娘さんが4期下のスタッフであった事実を知ったときは、かなりの衝撃でした。

部員でよく通ったお店は、当時本山にあった「紫(通称:もとむら)」と覚王山の「やぶや」。やぶやの机の下には常時バケツが用意されており、リバース用と先輩に教えられたときは複雑な気分でした(笑)。また、やぶやから各部員のアパートへ部員たちを運んだときは大変な思いをしました。


ーいまでも、当時のことで思い出す出来事はありますか?

竹内:高校時代の野球部はかなり昔のことに感じるにも関わらず、学部卒業20年近く経過した現在でも、大学時代のラグビーの記憶は色あせません。それは、ラグビー部が私にとってとても近い存在だからです。

定期戦(OB戦)、総会、菅平、その他会合で諸先輩方や後輩に頻繁に会うと、現在でも部に所属しているような気分になります。名大ラグビー部で過ごした当時の各々の出来事は昨日のことのようです。


ー名古屋大学ラグビー部の経験において、社会人生活で活きていることはなんですか?

竹内:社会人は山あり谷ありで、落ち込んだときにラグビー部での経験が自分の自信に繋がったことがありました。

転職をしたきっかけが、もともと勤めていた会社の事業がつぶれてしまったことだったんですけど、当時僕はすごくへこんでいました。そんなときラグビー部の先輩後輩に会うと、みんな竹内竹内って変わらずに接してくれて。ラグビー部時代の自分を思い出して、また自分を鼓舞して転職活動を頑張れました。辛いときこそラグビー部でのことを思い出して、自分を見つめ直せたんですよね。


名古屋大学ラグビー部での経験が、竹内さんの人生のあらゆる場面でいい影響をもたらしたんですね。

 この度はありがとうございました!