加工時間:30分
今回はライティングの加工を行って、光が当たっているところを明るくしてみようと思います。
ただしその前にレイヤーの合成モードについて知っておく必要がるようです。自分も今勉強していますが、以下を参考にレイヤーの合成モードにどのようなものがあるのかを勉強しましょう。
ひとまず何となく理解できていれば良いと思います。使いながらどんなものかを知っていこうと思います。
まずは機体レイヤーを選択状態にして、レイヤーコピーのボタンを入して『レイヤーの複製』を選択することで機体レイヤーのコピーを作ります。
機体レイヤーがコピーされますが、作業をしやすくするため元の機体レイヤーと背景レイヤーは非表示にします。(目のマークを押して表示OFFにする)
今回は機体の正面から光がきているような表現にしたいと思います。赤い矢印からの光で、黄色い部分がライティングされているようなイメージで加工していきたいと思います。
まずは光の当たらない部分を消していくため、消しゴムを選択します。太さは最初は5px程度、不透明度は100%にしておきます。
消しゴムで光を当てる部分と当てない(影になる)部分の境界線を消していきます。
この時、光が当たる面だけをきれいに切り出してもよいのですが、少し広めに線を入れていきます。光は波のため『回折』といって回り込みがおこるようなので。
光が当たらない部分は全部消しゴムで消してしまいます。このとき消しゴムの大きさは30pxくらいにしておくと効率よく消せていきます。
次にレイヤーの合成モードを変更します。通常は『普通』となっていますが、これを明るい合成モードに変更します。今回はわかりやすくするため、発光が強めの『加算・発光』を選択します。
合成モードを変更すると真っ白になってしまいます。これはライティングレイヤーの画像はその下側にあるレイヤーとの重ね合わせによって効果がでるため、下側のレイヤーがない状態では白くなります。
機体レイヤーと背景レイヤーの表示をONにすることで、ライティングレイヤーの効果が分かるようになります。かなり明るいです。
このままでは明るすぎるので、ライティングレイヤーの透明度を30%程度まで下げます。これで馴染みました。
ライティングされた部分と影の部分の境目が目立っていて違和感があるため、これを馴染ませて消していきます。
ペンの選択から『ぼかし』を選んでください。
ぼかしペンを使って、ライティング部分と影の境界線をなぞることで、光の当たっている部分と影の部分が自然な感じになります。
細かいところは太さは10px程度、不透明度は30%程度でよいと思います。大きな盾の部分などは太さ30pxくらいがやりやすかったです。
これでライティングの加工は終わりです。↓はライティング加工前の画像です。
う~ん、もうちょっとコントラスト強くしてもよかったかも・・・まあ後で調整できるので、今回はここまで!
ちなみに機体レイヤーをフィルター機能で明度下げる(暗くする)と全体のコントラストが強まる(影が濃くなる)ので締まりがでると思います。