ウェザリング加工

はい、ということでこちらのジッムくんを用意しました～、これをibisPaintXでとりこんで、背景色はグレーを設定しましょうかね。

はいではここからウェザリング用のレイヤーを追加していきます。

レイヤーボタンから＋を選択して、機体レイヤーの上にウェザリング用のレイヤーを追加しましょう。

この時右下のプルダウンからブレンドモードで「比較（暗）」を選んでおきます。（他のブレンドモードでも良いので、後で変更して変化を見てみると良いです）

ウェザリング加工を始めるのですが、その前に機体より外側を間違って塗らないように、選択領域を設定してから作業します。

まずは機体レイヤーを選択した状態にします。

次に画面上部の選択範囲のボタンを押して、『不透明度で選択』を選びます。これでレイヤーに書き込んだとき、機体の範囲を超えて書き込まれなくなります。

最後に編集レイヤーをウェザリングレイヤーに戻せば準備完了です！

ここからはウェザリングで以下の色を散らしながら入れていきます。

①黒：オイルの色

②赤茶：錆の色

まずは①黒から作ります。

大体こんな感じですかねー。

次はブラシ選択です。これが実はとても大切！第一ポイントですね。

普通のペンを使うと、なぞったところに線ができます。でもこの『点描２』を使うとなぞったところにまばらに点が書き込まれるんです。

じつはこれがとても大切、まばらになることでオイルの汚れや錆の感じで自然な風合いが出しやすくなります。

「基本」のリスト内にはペンのタイプがいっぱいあって探しだすのが大変になります。見つけたら左側の「＋」ボタンを押して、カスタムペンに登録しておけば後で探す手間が省けますよー。

はい、では実際に塗っていきます。

塗っていく場所ですが、間接近くやモールド（筋彫り）部分、面の端っこであったり、パーツの境目を重点的に塗ります。

なぜならそういうところに汚れがたまりやすく、錆も発生しやすいのだとか。

↑の図で黄色くしたあたりなどをなぞって点を書いていきます。ペンの太さは10～20くらい、濃ゆさは30～50%くらいです。

ペンの太さを細くすると点が密集して、広くするとよりまばらに点が打たれます。

濃ゆさは汚したければより濃ゆくすれば良いです。

はい、じゃあ全体でこんな感じにちりばめました。次は錆の色になる赤茶色を入れていきます。

とりあえずこんな感じの色にしました。

でもまあ、これは感覚でやればOKっす。

はい、赤茶色も黒と同じように塗ってみました。

次はこれを濁していきます。

はいここ第二ポイント！テストにだすぞーｗ

ここにある「指先」って機能を使うと、指でなぞった位置をにじませながら、なぞった方向に合わせて伸ばしていくことが出来ます。

これがウェザリングでの汚し感を簡単に出してくれる！

リアルのプラモデルにならい、この擦る方向は重力に対して垂直方向になるだろう方向にします。

何でも雨だれなどで出来るオイルや赤錆で汚れた筋というのは、重力に対して垂直方向にできるので、それを再現することができるそうです。

洗車してないときにできる縦筋と一緒ですねー。

なので矢印の方向になぞっていきます♪

はい！こんな感じに汚しが出来ました！

これすげー簡単にできるんですよ！！

このままでも良いのですが、ちょっと古めかしい感じをさらに出してみたいと思います。

古めかしさを出すために機体の明るさ自体を少し暗くします。

せっかく汚してても下地がまっさらに白いとやたら新品機体が汚れただけ感が出ちゃうので＾＾；

フィルター機能（下部ペンマーク→フィルター選択）を使って色彩と明度を少し落とすと、使い古した感が出て汚れとさらにマッチします♪

はーい、こんな感じにしあがりました。

でもちょっとやりすぎたかな？ってときには、消しゴムで薄く消して、また「指先」機能を使ってなじませちゃいます。

はい、例えばこんな感じですね。

消しすぎないように消しゴムの濃さは20％くらいにしています。あとはこの場所を指先機能でなぞってなじませます。

こんな感じになじみました。

引きで見るとこんな汚れ具合になります。

次はより錆感を出してみるのを挑戦します。錆感アップにはもちろん赤茶色をさらに足せばOKです。

コツは点になった部分をあまりなぞり過ぎて薄くしないこと！点が残るくらいでなぞると程よいです♪

大体こんな感じで赤茶色を入れていきました。