Seleniumを利用してGoogle Chromeをコントロールするには、chromedriverが必要となります。
chromedriverはGoogle Chromeのバージョンアップに併せて更新する必要がありますので、その更新方法を紹介します。
※Uesugiの提供するVBAスクレイピングツールには、chromedriverの自動更新機能がついていますので(無料配布版にはついていません)、手動でのchromedriverの更新作業は不要です
まずはじめに、特別な理由がなければGoogle Chromeを最新のバージョンに更新しておきましょう。
以下のページを参考にGoogle Chromeを最新の状態にします。
最新の状態になったら、バージョンの番号をどこかにメモしておきます(※A) 例:117.0.5938.63
①以下のURLから最新のchromedriver.exeをダウンロードします
https://googlechromelabs.github.io/chrome-for-testing/
下記の例では、(※A)で控えたバージョンに一番近い「Stable」をクリックします
※2023年9月時点の画像
②利用するOSのURLをクリックしてファイルをダウンロードします
例:Windowsの64bitであれば、win64のURLに接続する
※ご利用のWindwosのbit数が不明な場合は下記のサイトを参考にしてください
お使いの Windows が 32bit / 64bit どちらかを確認する方法
③ダウンロードしたら解凍して、フォルダの中にあるchromedriver.exeを利用するPCの下記のフォルダにコピーします
C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Local\SeleniumBasic
(PCの設定によってフォルダの場所が異なる場合があります)
ここのフォルダにはすでにchromedriver.exeが存在していますが、それを上書きします。
Windowsのフォルダの設定によっては「AppData」フォルダが見えない状態になっている場合があります。
[ユーザー名]のフォルダの中に「AppData」が無い場合は、以下のサイトを参考に隠しファイルを見えるように設定してください。
ここまで設定できたら更新作業は完了です。
実際にSeleniumを使用したマクロを実行してみて問題なく動かしてみましょう!
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