IoTプロジェクト
IoTプロジェクト
2020年度は新型コロナウィルスの流行に伴う緊急事態宣言が発令されたことなどから、学生が自宅学習となり、教職員も自宅勤務が基本となったため、農園管理をこれまでのように十分手間をかけて行うことが難しい状況が生まれました。こうした状況を逆手にとって、農園を効率的に管理するために安価になったICT(情報通信技術)機器を使って遠隔的に農園を管理するシステムを導入する試みを行っています。具体的にはラズベリーパイなどの安価なワンボードマイコンに温度、湿度、土壌水分量などの環境データを計測するセンサーやカメラを取り付け定期的にデータを取得するととともに、それらのデータをクラウド上に蓄積していく仕組みを構築しました。こうしたシステムを約20台導入し、いつでもどこからでも遠隔的に農園をモニタリングできる仕組みを構築した。これによってロックダウン下でも効率的に農園管理を行うことが可能となっています。
ソーラーパネルと蓄電池で駆動し、画像を定期的に撮影してクラウド上に蓄積するシステムを自作しました。M5Cameraを使っています。
気温、湿度、気圧、日照、地温、土壌水分、画像データを測定し、クラウドにデータを上げる気象測定ノードを自作しました。ラズパイで動いています。
土壌水分が一定以下になると、LINEにメッセージが送られてきます。
ソーラーパネルと蓄電池で動く、地温と土壌水分を測定してクラウドに蓄積していくシステムを自作しました。Wio-nodeを使っています。
画像認識技術についてもその活用方法を検討しています。
水耕栽培の水の量を監視して、減ってきたらLINEに知らせてくれるシステムを自作して試しています。
何をしましょうか?
(以下は参考資料)
ラズベリーパイで静止画像を定期的に取得し、クラウド上(GoogleDrive)にデータを蓄積していきます。
クラウド上に蓄積された静止画像を使った画像処理の例について説明します。
ラズベリーパイで水温・PHデータを定期的に測定し、クラウド上(Ambient)にデータを蓄積していきます。