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物事をやたらめったら変えることはしない。と同時に、その中身の改善には努力する。この両者を満たしていることが良き政治であるための条件である。改善に向けての努力を怠ってはいけないが、やたらめったらカイカク、カイカクと喚き立てるのも、その発想からして低俗極まりなく、結果として壮大なムダに終わるだけなのである。（エドマンド・バーク『フランス革命の省察』より、訳と強調は引用者）
・・・『古事談』によれば、賢子が危篤状態になっても、白河天皇は内裏から退出することを許さず、臨終の後も遺体を掻き抱いたまま離さなかった。白河の近臣で賢子の縁者である中宮大夫源俊明が、「帝者の葬に遭ふ例、未だ嘗て有らず候ふ。早く行幸有るべし」（天皇が人の臨終の場に居合わせることは前例がございません。早くお移りください）と促したところ、白河は「例は此れよりこそは始まらめ」（それなら私こそが最初の例を開くのだ）と答えて、動こうとしなかったという（第二巻五十三話）。（本郷恵子『院政 天皇と上皇の日本史』（2019年、講談社現代新書）、p.77、強調は引用者）
・・・『古事談』によれば、賢子が危篤状態になっても、白河天皇は内裏から退出することを許さず、臨終の後も遺体を掻き抱いたまま離さなかった。白河の近臣で賢子の縁者である中宮大夫源俊明が、「帝者の葬に遭ふ例、未だ嘗て有らず候ふ。早く行幸有るべし」（天皇が人の臨終の場に居合わせることは前例がございません。早くお移りください）と促したところ、白河は「例は此れよりこそは始まらめ」（それなら私こそが最初の例を開くのだ）と答えて、動こうとしなかったという（第二巻五十三話）。（本郷恵子『院政 天皇と上皇の日本史』（2019年、講談社現代新書）、p.77、強調は引用者）
（最終更新：2024年7月31日）
「出版案内」『京都大学経済学部同窓会会報』第27号（2024年7月31日）
「日本応用経済学会2023年春季大会招待講演者・石原章史先生のご紹介」（2023年6月11日）
「日本応用経済学会・2022年度著作賞受賞に際して」（2023年6月11日）
当日の動画（Facebook）
「着任に際しての抱負・感想」『京都大学経済学部同窓会会報』第24号（2021年8月23日）
「日本応用経済学会・2020年度学会賞受賞に際して」（2021年6月27日）
「京都大学着任の挨拶」（2021年4月8日）
「20年後（2041年）の経済学」（2021年3月10日）
「名古屋大学退職の挨拶」（2021年3月10日）
「現代経済学の一側面：開講のご挨拶に代えて」 名古屋大学オープンカレッジ（2019年9月28日）
「「結びつける」ということ」盛和スカラーズソサエティ会報第23号「声」欄への寄稿（2019年5月3日）
「平成31年度・令和元年度学部新入生ガイダンス終了後、クラス別懇談会（経1-4）における冒頭ご挨拶 」（2019年4月3日）
「浜野潔さんの想い出」（2014年1月21日）
「夏目漱石「現代日本の開化」と山岡洋一 －翻訳の未来に向けて－」『翻訳通信』山岡洋一氏追悼号、2012年3月、p.25。
「名古屋大学着任の挨拶」（2010年4月14日）
「東京工業大学退職の挨拶」（2010年3月17日）
「東京工業大学着任の挨拶」（2008年5月14日）
雪崩のように迫りくる枝垂桜@京都市上京区
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