(最終更新:2026年2月21日)
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安達貴教
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初秋に出で座し青星々と紙風船@京都市上京区
分権的な市場経済において、企業側で生じる経営環境の良い変化・悪い変化は、どれだけ消費者側に還元/転嫁されるのであろうか? そして、そういった還元や転嫁はどのような要因によって規定されていると考えられるのであろうか?
という「学術的な問い」が研究関心の基層にあります。この論点は、生産・消費活動の効率性や分配(誰がどれだけを生産・消費するのか)、各種政策に伴うそれらへの影響、あるいはマクロ経済における物価推移といった「現実的な諸問題」を根源的に理解しようとする際には重要になると認識しています。
2026年1月16日:【京都大学経済学部生向け情報提供】当ゼミでは、春・夏学期での『因果推論の計量経済学』全章読了に引き続き、本日をもちまして、『実証ビジネス・エコノミクス』の全章を読破しました。春休み中には、同書サポートサイトで公開されているRコードを解読する勉強会が予定されており(小職も「生涯一学部生」(1月12日のニュースも参照)として一部の解説を担当)、新年度は、4~6月で「データで社会をデザインする」の輪読を終了する予定です。その後の内容は、例えば『人工知能のミクロ経済分析』(The Microeconomics of Artificial Intelligence by Joshua Gans)の輪読も念頭にありますが、現在のところ未定です。このように、当ゼミでは、現代における産業組織(21世紀までの従来型の産業組織+21世紀からのデジタル技術を基盤とした産業組織)や競争政策に関わる問題の考究を念頭に、因果推論、構造推定、ミクロ理論分析などの手法を幅広に学んでいくことに主眼を置いています。→【1月24日追記】「データで社会をデザインする」最終回末尾は、AIを連載では十分に取り扱えなかったことへの名残惜しさを匂わせる言及で幕切れとなっていたため、その延長線上ということで、ジョシュア・ガンズ『ミクロ経済学で斬るAI社会の現状と展望』(The Microeconomics of Artificial Intelligenceを私流に超訳笑)を輪読してみようと思います。事前の予想よりも多くの多岐にわたるモデル分析が展開されていることも決め手となりました。
2026年1月12日:1月10~11日に宮崎公立大学で開催されました第33回・関西計量経済学研究会に参加し、日本学術会議・経済学委員会に設置されております数量的経済・政策分析分科会によるご企画のセッションにおきまして、現在進行中の研究の一つである「水平的合併は投資を拡大し消費者価格を下げるのか?3G-4G時代における欧州移動通信産業からの実証分析」(David J. Salant氏と共同;"Do Horizontal Mergers Expand Investment and Lower Consumer Price? Evidence from Europe's Mobile Telecommunications Industry during the 3G-4G Era")を報告させていただきました。今後の改訂の際に大いに参考となるコメントを多く頂戴できましたこと、有難く感じております。なお、弊職が学部4年次に計量経済学を初めて学んだ講義をご担当されていた先生もご参加されておりましたため、世紀を跨いだ感動的な「再会」となりました。学部生時代の恩返しのつもりで報告をさせていただくと共に、今後も引き続き、同業の皆様方からのご指導を仰ぎながら、(リーダーシップとは無縁の)「生涯一学徒」として研鑽を積み重ねていく他はないと身が引き締まった次第でございます。末筆ながら、今回の企画・運営にご尽力されました稲田光朗先生、西山慶彦先生並びに柳貴英先生、そして今日に至るまで歴史ある同研究会の運営に携わってこられた先生方に、この場を借りまして敬意を表させていただきます。
2025年12月20日:昨日、学部ゼミで、今学期輪読中『実証ビジネス・エコノミクス』第9章を読了した後、当研究室関係の学部生・大学院生合同で河原町六角にボーリング大会へと繰り出しました。小職も、大人げなく、ストライクを2連発するなどハッスル(死語)しました。当学部ゼミでは、インゼミなどのインターカレッジ活動には(担当者の学問的信条-「学部演習とは精読の場であることで必要十分」-を反映して、現在のところ)消極的ですが、インナーゼミ活動、略してインゼミ?(花見、登山など)は定期的に行っております。