(最終更新:2026年3月19日)
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安達貴教
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初秋に出で座し青星々と紙風船@京都市上京区
分権的な市場経済において、企業側で生じる経営環境の良い変化・悪い変化は、どれだけ消費者側に還元/転嫁されるのであろうか? そして、そういった還元や転嫁はどのような要因によって規定されていると考えられるのであろうか?
という「学術的な問い」が研究関心の基層にあります。この論点は、生産・消費活動の効率性や分配(誰がどれだけを生産・消費するのか)、各種政策に伴うそれらへの影響、あるいはマクロ経済における物価推移といった「現実的な諸問題」を根源的に理解しようとする際には重要になると認識しています。
2026年3月9日:3月7~8日に小樽市で開催されましたSapporo Workshop on Industrial Economicsにおきまして、現在進行中の研究である「水平的合併は投資を拡大し消費者価格を下げるのか?3G-4G時代における欧州移動通信産業からの実証分析」(David J. Salant氏と共同;"Do Horizontal Mergers Expand Investment and Lower Consumer Price? Evidence from Europe's Mobile Telecommunications Industry during the 3G-4G Era")を報告させていただきました。引き続き、多くのコメントをいただきまして、今後とも、「生涯一兵卒」の精神を保ち続けていかなければならないことを痛感した次第でございます。なお、こういった一連の「老害的発言」に対して眉をお顰めになる向きもあるやに存じますが(1月12日、1月16日のニュースも参照)、小職自身は、記憶にある限り、小学生のみぎりより、テレヴィジョンを観ながら「最近の若者はけしからん」などと独り言ちていたような「生涯一老害」でございまして、むしろ最近は「最近の若者は素晴らしい」と思うことが日常茶飯となっており、これはこれでまた、真の老化が進行中なのではないかと危機感を募らせております爆。今回のワークショップを発足時から中心的に組織されている石原章史先生、北野泰樹先生、土居直史先生並びに中林純先生を始め、関係各位のご尽力に深く感謝申し上げます。
2026年3月3日:3月2日に常葉大学・水落キャンパスにて開催されました、第42回産業組織・競争政策研究会におきまして、現在進行中の研究「水平的合併は投資を拡大し消費者価格を下げるのか?3G-4G時代における欧州移動通信産業からの実証分析」(David J. Salant氏と共同;"Do Horizontal Mergers Expand Investment and Lower Consumer Price? Evidence from Europe's Mobile Telecommunications Industry during the 3G-4G Era")を報告させていただき、今後の改訂の際に留意をしなければならない幾つかのポイントにつき、ご教示を頂戴することが出来ました。主催・運営の松島法明先生並びに猪俣賢太郎先生に深く御礼申し上げます。
2026年1月16日:【京都大学経済学部生向け情報提供】当ゼミでは、春・夏学期での『因果推論の計量経済学』全章読了に引き続き、本日をもちまして、『実証ビジネス・エコノミクス』の全章を読破しました。春休み中には、同書サポートサイトで公開されているRコードを解読する勉強会が予定されており(小職も「生涯一学部生」(1月12日のニュースも参照)として一部の解説を担当)、新年度は、4~6月で「データで社会をデザインする」の輪読を終了する予定です。その後の内容は、例えば『人工知能のミクロ経済分析』(The Microeconomics of Artificial Intelligence by Joshua Gans)の輪読も念頭にありますが、現在のところ未定です。このように、当ゼミでは、現代における産業組織(21世紀までの従来型の産業組織+21世紀からのデジタル技術を基盤とした産業組織)や競争政策に関わる問題の考究を念頭に、現代経済分析の三本柱を構成する因果推論的分析・構造推定的分析・経済理論的分析を幅広に学んでいくことに主眼を置いています。→【1月24日追記】「データで社会をデザインする」最終回末尾は、AIを連載では十分に取り扱えなかったことへの名残惜しさを匂わせる言及で幕切れとなっていたため、その延長線上ということで、ジョシュア・ガンズ『ミクロ経済学で斬るAI社会の現状と展望』(The Microeconomics of Artificial Intelligenceを私流に超訳笑)を輪読してみようと思います。事前の予想よりも多くの多岐にわたるモデル分析が展開されていることも決め手となりました。