料理とくらしのコラム
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【防災】3 災害時の食生活をイメージしよう
【暮らしの中の防災】無理なく暮らしに取り入れる防災を探して、継続することを目指してます
(1)まず、我が家のことを知っておこう
自宅は地震で倒れるの?
昭和56年(1981年)に建築法が変わりました。新耐震基準では“震度6以上の地震に耐えられること”を基準とされています。我が家は何年に建てられましたか?
地震の場合に、避難所へ行かずに在宅避難になる場合も考えておきましょう
(2)避難所のことを知っておこう
避難所に何人が入れるか?備蓄はどのくらいあるか?
お住まいの自治体のホームページでチェックしてみましょう
我が家の地区では、住民の約10%の方を想定して、避難所が準備されています
→避難所に入れない。備蓄は足りない。と考えられます。
避難所は家が住めなくなった方が優先されますので、自宅が大丈夫な方は在宅避難になります
情報や食料を受け取りに、避難所に行くこともありますが、我が家は在宅避難を想定してます
(3)コロナ禍は分散避難も考えておこう
2020年以降コロナ禍の状況もあり、分散避難がススメられています
避難所以外の場所を数カ所考えておきましょう
・自宅
・親戚や友人の家
・車中
・ホテル
(4)家族の年齢や健康状態はどうですか?
・乳幼児
・高齢者
お膝が痛い方はいませんか?避難所生活はつらくなります
我が家にとって良い方法を考えておきましょう
(5)災害時の国の支援はいつから
基本的に72時間は人命救助の時間です。支援は4日目以降です
→支援はすぐには来ない
プッシュ型支援
発災から4〜7日目までの初動のことです
被災地域からの具体的な支援要求を待たずに行われます
『物資は市町村搬入拠点へ運ばれ、そこから各避難所へ』
http://www.bousai.go.jp/jishin/kumamoto/kumamoto_shien.html
被災地の声を聞き、ニーズに応じて被災地へ支援物資を送ることです
そのために以前から3日間の食品備蓄が推奨されてきましたが、現在は大きな地震にそなえ、1週間分の食品備蓄が推奨されています
(6)ここまでのまとめ
流通がとまる
避難所の備蓄は足りない
支援は4日目から
自分で備える
災害を想定し、我が家のことをまとめよう
(7)過去の災害時における食問題
備え方を考えるヒントになります!
温かい物が食べたい
食べ物不足(支援が遅れた地区は3日間でおにぎりが一個のところもあった)
野菜がない
肉や魚がない
赤ちゃん、お年寄り、アレルギー対応がない
菓子パンばかり
冷たい塩のきついおにぎり(痛まないように塩を多めに握ることもある)
アレルギーでも食べないといけない(アレルギー配慮の食事は必ずあるとは言えない)
紙コップがなくなった
使い捨て皿から虫がわいた
体調不良
→家族に必要なものはしっかり備えよう
(8)食品備蓄で意識したいこと
栄養バランスを考える
家族が好きな味をさがす(いざとなったときに、好きじゃない味はつらくなります)
非常食と日常の食品を備蓄する
発災時に余震が残り火が使えないときに、非常食(アルファー化米など)は大変便利です。1日分程度を持ちますが、残りは日常の食品を多めに備蓄しておきましょう。日常の食品を水やガスを節約しながら調理する方法をあらかじめ練習しておきます。
ローリングストックで管理する
日常の食品を使いながら、備蓄しておく方法をローリングストックといいます
(9)継続できることを考えよう
暮らしに無理なく取り入れる防災を考えると、無理なく継続できます