第８話

サブタイトル

ストーリー

幸子に続いて、さつきとも初デートをした光彦。家に帰ると単身赴任中だった父・憲夫が食卓にいた。

すでに亡くなった光彦の父・憲夫は４６歳になった光彦とよく似ている。父親と話すうちに改めて、

光彦は二度目の人生こそ思った通りに生きようと決意するが、幸子とさつきの間で気持ちが揺れ動く

光彦だった。

休みの日には幸子がいきなり訪ねてきた。楽しそうに笑う幸子を見ていると、結婚した幸子はいつから

つまらないと思うようになったのか、光彦は思い悩む。

いろいろ考えていると、今度はさつきから祖母が倒れたという電話が入った。

（アマゾンプライムビデオの記述より引用。一部改変）

挿入歌

１.　　　７分３７秒　　　セーラー服を脱がさないで　　　おニャン子クラブ

　　　　　光彦が実家で家族写真を撮った後、自室に戻りさつきと幸子を回想するシーン

　　　　　（「二人と付き合うことなんか出来ないし、いっそ俺がもう一人いてくれたらいいのに」

　　　　　　　と勝手なことを言っている）

２.　　　８分３８秒　　　ジェニーはご機嫌ななめ　　　ジューシィ・フルーツ

　　　　　幸子が光彦の実家を訪問するシーン

３.　　　１２分５９秒　　　君は総天然色　　　大瀧詠一

　　　　　幸子が光彦の実家の彼の部屋で写真を撮ってもらうシーン

４.　　　２０分５０秒　　　悲しみにさよなら　　　　安全地帯

　　　　　さつきのおばあちゃんが倒れ、手術する中、川沿いの道で光彦がさつきの肩を抱き寄せて、

　　　　　「もっと俺に頼ってくれ」と言うシーン

第８話のサブタイトルについて

ハイポジの台本第２巻決定稿では、「　そして僕は途方に暮れる（仮）　」となっていました。

個人的見解になりますが、この歌は、一緒に暮らしていた女性が、突然家から出て行ってしまい、なすす

べもなく、途方に暮れる男を描写した歌ですので、光彦とさつきの状況とは異なると思います。

光彦はさつきに、「俺も（お店を）手伝うから。学校も休むし。もっと俺に頼ってくれ」と言って励まし

ます。

さつきのおばあちゃんがどうなるか分からない状況ですが、視聴者には二人の未来が見えます。

「そして僕は途方に暮れる」ではありません。

私は「そして僕は途方に暮れる」（大沢誉志幸）が好きですが、放送されたように、「悲しみにさよなら」

に変わって良かったと思っています。

ロケ地巡りの内容

第８話は放送時間２２分２９秒のうち、これまでの振り返りが約１分。クレジットタイトルが４０秒。

実家でのシーンが約１４分２０秒。４６歳の光彦の自宅のシーンが約３分。これら私が訪れて無い場所等

の放送時間の合計が約１９分となり、残り時間約３分２９秒の中で、ロケ地２ヶ所を訪れました。

第８話　　　１９分００秒：　　さつきのおばあちゃんが手術を受けた病院のシーン

石井病院

所在地：木更津市新田１－５－３１

木更津駅西口のロータリーから徒歩約１０分です。

１番目の画像は正面入口で、２番目の画像は石井病院の建物の裏側です。

※石井病院と次のロケ地の矢那川沿いの道がご覧頂けます。

グーグルマップに「木更津市新田１－５－３１」を入力して下さい。

ＰＣの場合の操作：

①左上に外壁塗装中の石井病院の建物の裏側の画像が出ますので、その画像を左クリックして下さい。

②ストリートビューに切り換わりますので、画像を少し右に移動させると、矢那川沿いの道が見えてきます。

スマホの場合の操作：

①地図上のグレーのマーカーに触れて下さい。

②赤いマーカーに切り換わり、ストリートビュー画像が現れます。（画像は石井病院の建物の裏側）

③ストリートビュー画像に触れると拡大します。

④画面に触れた指を左側へ移動させると、（右にある）矢那川沿いの道が見えてきます。

第８話　　１９分２秒：　　さつきから連絡をもらって病院に駆け付ける光彦のシーン

光　彦「おばあちゃんの様子は？」

さつき「まだ、分かんない」

この後、さつきはみどりちゃんに「直ぐ戻るから待ってて」と言って、光彦と一緒に病院を出る。

第８話　　２０分９秒：　證誠寺橋近くの矢那川沿いの道で光彦とさつきが会話するシーン

石井病院の直ぐ近くにあります。正面入口から徒歩１分。建物の裏側からなら徒歩１５秒です。

光彦と一緒に病院を出たさつきは、川沿いの道を歩きながら、おばあちゃんがお店で倒れ、救急搬送された

経緯や、今後の身の振り方を話し始めた。

さつき「私、しばらく学校休むと思う。お店やらなきゃ、病院のお金も掛かるし」

光　彦「俺も手伝うよ、学校も休むし」

さつき「ありがとう、でも何とかするから」

光　彦「何とかって」

さつき「大丈夫だから」

光　彦「（柳・心の声）こんなに若いのに全部背負っているなんて...」

光彦「大丈夫なわけないだろ。君は本当に強い子だけど、まだこんなに若いんだ。もっと俺に頼ってくれよ」

と言って、光彦は両手でさつきの肩を抱き寄せ、さつきは涙を流しながら光彦の背中側をぐっと掴みます。

光彦はこのことに気付き、「（柳・心の声）俺は小沢の力になりたい」と決意します。

いつ、さつきが光彦を好きになったか？③

視聴者が映像を観て、さつきが光彦を好きになった（好きになっている）と推測出来るシーンの３番目が、

第８話の光彦とさつきが抱き合うシーンだと思います。遅くともこのシーンの時には、さつきは光彦を好

きになっていると言えると思います。

皆様は、これまでにお伝えした、

第６話のさつきが学校をサボって光彦と遊びに行くことを決めたシーン。

第７話のさつきが光彦と手を繋いで線路沿いの道を走って逃げるシーン　⇒　立ち止まって光彦の告白を

予感するシーン　⇒　駅で光彦と別れるシーン　の一連のシーン

そして、この第８話の二人が抱き合うシーン。　

どのシーンで、さつきが光彦を好きになった（好きになっている）と思われますか？

私は、第７話の一連のシーンだと思っています。