サブタイトル
ストーリー
病院で目が覚めた光彦。目の前には幸子と美憂の姿が。光彦は二人に抱きつこうとするが、思い切り突き
放される。現実に戻ってきた光彦は、タイムスリップしたのは夢だったのかと思いつつも、さつきのこと
が気になり、さつきが働いていた祖母の喫茶店に行ってみる。しかし、そこはコインパーキングに変わっ
てた。
離婚して幸子と美憂と別々に暮らしている光彦は、介護士の勉強を始める。何かに誘われるようにヘル
パー募集の張り紙を見つけた光彦は、その「ひまわり」という名前に引かれて中に入っていくのだった...。
(アマゾンプライムビデオの記述より引用)
挿入歌
1. 4分9秒 スローなブギにしてくれ( I want you ) 南佳孝
光彦が喫茶ひまわり跡地の駐車場を訪れた後、つくの商店街に置かれていて、「ご自由に
どうぞ」と書かれた箱の中に入っていた、青春歌大全集1986のCDと、CDプレーヤーを
持ち帰り、自宅でこの歌を聴くシーン
2. 6分28秒 セカンド・ラブ 中森明菜
光彦は喫茶りんどんで幸子と離婚の話をした後、一人店内に残り、この歌を聴くシーン
3. 14分25秒 翼の折れたエンジェル 中村あゆみ
光彦と美憂が富津海水浴場へドライブに行った時、美憂を待たせて車に戻った光彦が、この歌
が流れているのを聴き、美憂に「お父さんが美憂くらいの時に流行った曲なんだよ」と教え、
さつきからカセットテープをもらった時のことを回想し、「(心の中で)小沢さつきは今、
どこで何をしているんだろう。きっとどこかで頑張っているよな」と言うシーン
4. 20分24秒 My Revolution 渡辺美里
光彦が訪問介護サービスひまわりで面接を受けるため部屋の中へ進み、イヤホンを付けて作業
をしているさつきの前に立ち、光彦に気付いたさつきが右耳のイヤホンを外した瞬間にこの歌
が流れ、二人の間に1986年の記憶が甦った。
※My Revolution に関して、この歌が主題歌になった1986年のテレビドラマ「セーラー服通り」
の主演は、いしのようこ(当時は石野陽子)さんでした。
ロケ地巡りの内容
最終話 00分00秒 光彦が石井病院で目を覚ましたシーン
「戻って来たんだ。ということは、俺生きてる!」と言って、幸子と美憂に抱きつこうとする光彦。二人
に拒絶され、幸子から「自分の状況が分かってる?」と突き放された光彦は、自分のしたことを反省し
「本当にごめん」と二人に謝るも、幸子から一緒に住みたくないと言われ、別居することになった。
第10話で光彦がさつきにタイムスリップしてきたことを話した時、「たぶん俺、死んだんだと思う」
と言ってたので、現代に戻って生きることは想定していなかったのかもしれません。
それと、戻って来る前に、「美憂のいない世界」、「ホームレスになり大事な人がいない世界」を
夢という形で体験した(魂が時空を超えて幾つもの世界線をさまよった?)光彦は、幸子と美憂に
再会出来て本当に嬉しかったのでしょう。
最終話 3分00秒 光彦が喫茶ひまわり跡地のコインパーキングを訪れるシーン
「ない!ひまわりがないんですけど...。 ここに確かにひまわりが...。 確かに小沢さつきが...。 全部
夢だったか?いや、30年も前だからとっくに潰れて...。 ダメだ、よく分かんなくなってきた...。
小沢、元気にしてるといいなぁ」
と心の中で言った後、つくの商店街に置かれていて、「ご自由にどうぞ」と書かれた箱の中に入っていた
青春歌大全集1986のCDと、CDプレーヤーを持ち帰った。
跡地と設定しているコインパーキングは、グーグルマップに「佃野町時間貸し駐車場」と入力して頂けま
したら画像をご覧になれます。場所は喫茶タンゴさんの斜め前にあります。
最終話 4分31秒: 光彦と幸子が離婚の話をするシーン
喫茶りんどん
所在地:木更津市東太田1-12-3
木更津駅東口バス停2番乗場 日東交通 太田循環線 太田下車 徒歩5分又は9分 (バス停太田は
2ヶ所あるため)
木更津駅東口バス停3番乗場 日東交通 馬来田線 太田下車 徒歩5分
木更津駅東口バス停5番乗場 日東交通 高倉アカデミア線 太田下車 徒歩9分
光彦が幸子に離婚届を渡した後、二人のために使って欲しいと通帳と印鑑を差し出したのは、「大切な人
を守れる大人になる」の表れだと思います。
「終わっちゃったなぁ」とつぶやき、セカンド・ラブを聴く光彦。
店内のカウンター席の向こう側に立っている方は、喫茶りんどんさんのご主人で、カウンター席に座って
いる方は奥様です。
喫茶りんどんさんのモーニングサービスの中から、りんどんセットを選びました。頂きます!
最終話 6分59秒: 光彦が介護施設に入所している(?)母・侑子と会うシーン
富津市 市民ふれあい公園 はなの広場
富津市新富146-2
JR内房線青堀駅下車。徒歩約23分。
母・侑子に会う前に、喫茶ひまわり跡地の駐車場を訪れた光彦は、二度目の青春は夢だったか?と分から
なくなったが、侑子が持っていた茶髪姿の自身が写っている写真を見て夢ではないと確信した。
光彦は高校生だと思い込んでいる侑子から、「あの子の将来が心配なの」と言われた光彦は、何かを考えて
いる表情をしていたが、要介護の侑子の存在が切っ掛けとなり、そして現代に戻る前にノートに「社会
貢献」と書いたことを思い出して、介護の勉強を始めようと思ったのかもしれません。
母・侑子が茶髪姿の光彦が写っている家族写真を持ち続けている理由について考えてみました。
認知症が進行した侑子は、最近のことは分からなくても昔のことは良く憶えています。活発な姉・靖子や
弟・孝次と違って大人し過ぎる光彦のことを「あの子の将来が心配なの」と語ります。
そのように思っているからこそ、いきなり別人のようになって輝いている青春時代を送っていた光彦
(1986年4月15日~10月1日の約5ヶ月半)のことが忘れられないので、その期間の光彦が写って
いる家族写真を持ち続け、認知症になってからも輝いていた光彦の印象が強いため、「光彦は高校生です」
と言ったと思います。
上記の記述は、光彦のタイムスリップに関連してきますので続けさせて頂きます。
46歳の光彦の魂は、1986年4月15日にタイムスリップして来て、学校にいた光彦の身体の中に入り
ました。一つの身体に一つの魂が宿ると考えますと、16歳の光彦の魂は玉突き状態となり、どこか別の
世界線をさまよっていると思われます。
(現実世界の46歳の光彦の身体は、幽体離脱の仮死状態に陥っていると思われます)
1986年10月1日(推測)にさつきが光彦の部屋を訪れた時、さつきが「天野、もしまた出会えたら、
前みたいに声掛けてくれる?」と頼んだ後、光彦は意識を失い、46歳の光彦の魂は現代へ戻りましたが、
その後に別人のようになる前の16歳の光彦の魂が身体に戻って来たと思います。
元の16歳の光彦は目を覚ましたら、自分の部屋に声を掛けることさえ出来なかった憧れのさつきがいた
のですから、さぞかしビックリしたことでしょう。
しかし、さつきが好きになったのは46歳の魂の光彦ですので、元の16歳の光彦とは関係性が築かれず
ただのクラスメートで終わったと思います。
母・侑子もこの日以降は、パッとしない元の状態の光彦に接していたからこそ、「あの子の将来が心配」
と思い続けたと思います。
第11話では46歳の魂の光彦は、「美憂のいない世界」や「ホームレスになり大事な人のいない世界」と
いう違う世界線を行ったり来たりしました。さつきが光彦の部屋を訪れた時、46歳の魂の光彦から「へん
な夢を見て、いろんな人生を生きる」と聞き、「天野と私がいるこの世界も、幾つもある人生の一つとか」
と言って、タイムスリップして来たことを信じていると伝えます。恐らくこの時までにタイムスリップの
知識を独自に得たさつきは、光彦の魂が不安定な状態に陥っているから違う世界線を行ったり来たりした
と感じていて、さらに光彦が元の世界へ戻る可能性も察知していて、光彦が意識を失いかけた時に、
「天野、もしまた出会えたら、前みたいに声掛けてくれる?」と頼んだと思います。
誠に残念ですが、二人にとって一番幸せな時間はとても短く終わってしまいました。
その後さつきがどのような人生を歩んだかは不明ですが、光彦が2016年に戻って来るのを30年間
ポニーテールの髪型をし続けて待ち、喫茶ひまわりをおばあちゃんから引き継いで経営し、廃業した後も
喫茶ひまわりの看板を大切に保管し、介護の資格を取得して介護職に従事し、介護の事業を起こしたと
私は思っています。
ライフガード監視台のある、富津海水浴場へのアクセスをお伝えいたします。
JR内房線青堀駅ロータリーのバス停から(始発は木更津駅西口バス停7番乗場)、日東交通富津公園
行きに乗り、浜町で下車します。
※青堀駅 ⇒ 浜町 乗車時間10分 (木更津駅西口 ⇒ 浜町 乗車時間36分)
近くにある横田屋旅館の前から南へ延びる道を、真っ直ぐ南へ約10分歩きますと到着します。
※私の場合ですが、富津市 市民ふれあい公園 はなの広場へ行った後、青堀駅に戻るよりは、青堀駅
バス停の次のバス停である、「亀下」から乗車したほうが、余計に歩かずに済みますので、「亀下」から
バスに乗りました。
最終話 10分54秒: 光彦と美憂がドライブで海を訪れるシーン
グーグルマップに「富津海水浴場トイレ」と入力して下さい。
PCの場合ですが、
①地図の右下の黄色の人形をクリックして下さい。
②赤いマーカーから、右側(東側)6cm 位の青い線上をクリックして下さい。
(ストリートビュー画像が現れます)
③陸側が映りますので、180度回転させて下さい。
⇨ 監視台が見えます。
富津海水浴場トイレから、東へ約150メートルのところに監視台があります。
ドライブの往きでは後部座席に座っていた美憂だが、光彦の「お父さんとお母さんは駄目になっちゃった
けど、美憂がいるだけでお父さんの人生は上出来だよ」との発言により、帰路につく時は助手席に座り、
心の距離が縮まった。
最終話 17分39秒: 光彦が幻影を見たシーン
喫茶ひまわり跡地のコインパーキングを訪れた光彦は、そこで16歳の光彦とさつきが商店街の左側から
現れ、コインパーキングの角を曲がり、前方の道を前に進んで行く幻影を見た。二人が歩いて行くほうへ
導かれるように光彦も歩いて行く。
46歳の光彦が幻影を見た瞬間~二十秒余りは、世界線が違う16歳の光彦とさつきが時空を超えて
やって来たのかもしれません。
16歳の光彦とさつきが顔を振り返る画像は放送では使われていません。この後の二人の動作として、
第11話の次回予告では、(二人は体を46歳の光彦の方へ向けていて、その後に)
光彦とさつきは目を合わせ、顔を正対させてお互いに見つめ合い、その後再び歩き出すような動きをします。
この次回予告の映像が、当初は放送用として撮られたものか、或いは最初から次回予告用として撮られた
ものかは不明です。
最終話の17分53秒~59秒の6秒間に、16歳の光彦とさつきの幻影が歩く後ろ姿が映り、18分00
秒からの6秒間は46歳の光彦が前方を見ている横顔が映ります。
私はこの6秒間に、46歳の光彦は二人の幻影が振り返るのを見ていて、二人の幻影が再び道の奥のほうへ
歩き出したから、46歳の光彦は後を追うように歩き出したと思っています。
柳憂怜さんの表情を観てそのように感じました。
最終話 18分10秒: 訪問介護サービスひまわりが入居する建物のほうへ近づく光彦のシーン
空きビル(旧第一生命木更津ビル)
所在地:木更津市富士見2-3-13
木更津駅西口のロータリーから徒歩15分位
私がロケ地探しに行き詰っていた時、ツイッターにてハイポジの情報発信をされている、POLAさん
(@vfr800rc46) にこの場所を見つけて頂きました。お蔭様でこの日〈6月30日)に木更津市の
ロケ地巡りを行うことができました。とても感謝しております。
1週間前の6月23日に、つくの商店街にある、喫茶ひまわり跡地のコインパーキングを訪れた時、「この
後、ある場所を探しに行きます」とツイートしました。そして、私も46歳の光彦と同様に、16歳の光彦
とさつきの幻影に導かれるように、二人が歩いて行った道を進みましたが、周辺には探している場所はあり
ませんでした。「探しに行きます」とツイートしたので、絶対に見つけなければとかなりプレッシャーを感
じていました。
※この時点では、テレビ大阪の再放送の最終話の放送前でしたので、ネタバレを防ぐため「ある場所」
と書きました。
PCの場合ですが、グルールマップに上記所在地を入力する方法の他に、「ECO信頼サービス木更津
支店」と入力する方法もあります。入力してクリックしますと、PayPayドームの画像が左上に現れます。
その画像をクリックしますと、「ストリートビューと」という表示が出てきますので、クリックして
下さい。ストリートビュー画像に切り換わり、建物の画像が表示されます。
訪問介護サービスひまわりのヘルパーさん募集中の張り紙に気付き、「ひまわり」という名称に引き付け
られる光彦。そうしていると、「何かご用でしょうか?」と女性から声を掛けられる。現在介護の勉強を
しており、こちらでお仕事をさせて頂きたいと申し出る光彦。その女性は自身はこれから外出するので、
中にいる代表が面接しますと建物の中へ光彦を案内すると、「お姉ちゃん、スタッフ候補の方が来た
よ~」と大声で呼び掛けて、光彦に部屋の中へ入るよう促した。
部屋の中に入った光彦は辺りを見渡し、数秒ひまわりの看板が視界に入った後、奥のほうで背を向けて
座って作業をしている、髪型がポニーテールの代表に対して、「突然、済みません、面接だけでも・・・」
と声を掛けるが、代表は両耳にイヤホンをしていて光彦の声が聞こえていない。代表に近づき再度声を掛け
る光彦だったが、代表には聞こえていないため、代表の目の前に移動して代表の顔を見る光彦。そして光彦
の存在に気が付いた代表は右耳からイヤホンを外して光彦を見る。
( My Revolution のイントロが流れ始める )
この瞬間、光彦の脳裏に
①さつきが助けてくれて「逃げよう!」と言って手を取ってくれたこと
②さつきに手を引かれて一緒に商店街を走ってラブ高生から逃げたこと
③さつきが「大丈夫」と言って、ラブ高生に立ち向かおうとしたこと
④さつきと手を繋いで一緒に線路沿いの道を走って警察官から逃げたこと
⑤さつきのおばあちゃんが手術した時、さつきの力になりたいと肩を抱き寄せたこと
⑥さつきが「天野があの娘(幸子)を見ているのが嫌だった」と言って嫉妬したこと
⑦ラブ高生と対決した後、さつきが泣きながら自分を抱きしめてくれたこと
⑧さつきが「私のこと好きって言ってくれたことを信じてみようと思う」と言ったこと
⑨意識を失いかけた時、さつきが「天野、もしまた出会えたら、前みたいに声掛けてくれる?」と言ったこと
これらの記憶が甦り、光彦は微笑みながらそして涙声になりながらさつきに、「それ何聴いてるの?」と
声を掛けた。光彦の表情をずっと見つめていたさつきは、涙声になりながら、「聴く?」と尋ねて、
片方のイヤホンを差し出した。イヤホンを受け取った光彦は「うん」とうなずき、涙をこらえながら
微笑んだ。
この後、光彦の部屋でラジカセの中のハイポジのカセットテープが再生され、My Revolution の歌
が引き続き流れるシーンに切り換わった。
私はこのシーンを書いていた時、泣きながら書いていました。こんなことは初めてでした。
私は、さつきが30年間ポニーテールの髪型を維持して、光彦を待っていたと思っています。
ロケ地巡りのまとめ
私は2022年4月に初めてハイポジを TVer で視聴しました。光彦・さつき・幸子より少し上の世代で
ある私にとっても青春をやり直すストーリーはとても魅力でした。視聴を続けるうちに、段々と自分を
光彦に重ね合わせて、自分が光彦になったつもりになり、光彦の追体験をするためにロケ地巡りを始め
ました。
それぞれのロケ地を訪れた際は、学校ではさつき、幸子、馬場、丸尾と高校生活を過ごし、喫茶ひまわり
ではさつき、おばあちゃん、みどりちゃんと一緒に働き、4人でのダブルデートやさつきとのデートでも
そこにいる自分の姿を妄想しました。
このドラマは46歳の光彦に、一度目の人生では自分の何が悪くて、幸子と離婚することになったか、
ところどころで示唆しています。46歳の光彦が二度目の青春で、多くの人々と交流することによって、
一度目の人生では幸子や美憂にちゃんと向き合っていなかったことを気付かせます。
そして、光彦はさつきを守るために戦ったことにより、「大切な人を守れる大人になる」ことの重要さ
を学びます。身体は16歳でも、魂は46歳ですので、年齢は大人であっても、大切な人を守れるのが
大人という意味になります。私は対決シーンのロケ地を訪れたことによって、より深く学ぶことが出来た
と思っています。
最後までお読み頂きまして誠に有り難うございました。