「今が、永遠であるということ」

田中みぎわ個展

2021年5月15日(土)〜6月3日(木)

銀座ギャラリー桜の木

虫たちは確実に宇宙のリズムを知っている


星の旋律を聴き


それにあわせて奏でている



その音に心を傾けるとき


いつしかその森羅万象のリズムに


からだ中がすくわれていく



その振動が心身に響きわたる


そのとき


この世界にいくつも重なる


別の世界への扉が開きはじめる



扉の合間から永久(とこしえ)を見る


このいまが永遠であることを

澄んだ空に輝く

宵のひとつ星!


わたしたちの心のうちを


その小さな光でそっと照らしておくれ


闇に閃光を灯してほしい


そしてその小さくとも輝かしい光は


やがてわたしたちを導く大きな星となる



月影の いたらぬ里は なけれども

眺むる人の 心にぞすむ

法然上人


心のなかに天国がある


それは澄んだ穏やかな海


どこまでも遠く


永遠に広がっていく


目を閉じればすぐに


感じることができる


...

スタッフの皆様と


ギャラリー桜の木岩関社長(右)


時節柄、器でお茶をお出しするのは

控えられたとのことで

お客様にお目見えはしませんでしたが

今回の展覧会のために、

ご用意して頂いていた紅茶

「つきのかをり」

ストレートで。

お月様の香りってこんな感じかも

しれません。

素敵な名前です。



初日の空に浮かぶ

夕月(銀座より)


偶然にも初日は

亡き妹ゆうの誕生日でした。


最後の在廊日の夜空に浮かぶ

寝待ち月(銀座より)

会期中は皆既月食もあり

帰りのロマンスカーの窓から

薄い雲越しにぼんやりと浮かぶ

部分月食を眺めました。