キロパスカルで誤差を見た時に1の単位を一致させるのはエアーゲージという特性上難しいです。
陸運局などで貸し出している校正用のテスターを基準としなければなりません。
また1キロパスカルのズレを許容範囲の誤差としなければ、整備工場やガソリンスタンドなどで業務用で使用しているエアーゲージは定期的な校正をしていても、1キロパスカル単位であればそれぞれのエアーゲージでズレが生じています。
5kpa程度は誤差の範囲、10kpaのズレは異常でお考え頂けますと幸いです。
ジャンプスターターは、スターター回路が成立していればバッテリーの状態に関わらずエンジンを始動させることができます。
一方で、「ジャンプスターターはECU(車載コンピューター)に悪影響を与える」「バッテリーを劣化させる」といった話が一部で見られますが、これらは明確な根拠がない場合もあり、メーカーや車両によって見解が異なることがあります。
ジャンプスターターは、およそ14Vの電圧をかけて、エンジン始動時の電流に追従する仕組みです。この電圧はエンジン始動後にもオルタネーターからバッテリーに加わるため、通常の条件下ではバッテリーへの影響は大きくありません。
ただし、リチウムバッテリーの電圧が大きく下がっている(例:8V程度)状態でジャンプスタートを行った場合、補充電をせずにいきなり高電圧をかけると、電位差によって大電流が流れ、バッテリーが劣化したり破損するリスクがあります。
この点は鉛バッテリーでも同様のリスクがありますが、リチウム系は充電制御や保護回路の特性が異なるため、特に注意が必要です。
なお、「さっきまでエンジンがかかっていたのに急にかからなくなった」といった軽度の電圧低下であれば、大きな問題は起きにくいと考えられます。
反対に、長期間放置されて過放電状態になっているバッテリーをジャンプスタートする場合は、リスクが高まるため十分ご注意ください。