年式の古い車両や電装系に不具合がある場合、スパイク電圧やサージ電圧といった瞬間的な高電圧が発生し、それが繰り返されることで製品内部の電子部品に負荷がかかり、破損する場合があります。
これらの電圧変動は一般的なテスターでは検出が難しく、「オシロスコープ」などの測定機器で電圧波形を観測する必要があります。
また、以下のような車両側の電装状態が影響する場合もあります
・レギュレーター(レクチファイヤ含む)の劣化や不具合
・オルタネーター出力の不安定さ
・バッテリーや平滑用コンデンサの劣化によるリップル電圧(整流後の電圧揺らぎ)の増大
このような場合は製品単体の不具合ではなく、車両側の電装環境が主な原因となっている可能性が高く、製品を交換しても再発する恐れがあります。車両の電装系点検も併せてご確認ください。