競争戦略
Competitive Strategy
Competitive Strategy
競合する企業との競争に勝ち、長期的な利益を創出していくためには『競争戦略』が不可欠となります。戦略を立案していくためには、戦場(市場)を知り、敵(競合)を知り、己(自社)を知らなければなりません。競争戦略では、一連の打ち手(アクション)の有効性を判断するために有用な経営理論とフレークを学びつつ、戦略的思考を身につけていきます。
戦略の立案には "PEST"、 "5-Foces"、 "3C"、 "Value Chain" などのフレームワークを使い、自社の外部および内部分析を行うことが有効ですが、分析をすれば誰もが良い戦略を立案できるわけではありません。本質的なことは、これらの分析結果を元に競合との"差異"をどう作り出し、それらをどう"繋げ"、面白いストーリーに仕立てていくかです。
KAXの競争戦略の講義では、数ある競争戦略の教科書の中から選んだ一橋大学大学院 経営管理研究科の楠木健教授 の『ストーリーとしての競争戦略』を手掛かりに、"筋の良い戦略"を立案していくためには、どうすれば良いかを考えていきます。
革新的技術の普及などによりビジネスも変化し、新しい経営理論とともに解釈や見解も変わっていきますが、その一方で今でも有効な、根源的な思考方法があるのも事実です。競争戦略の講義ではハーバード大学ビジネススクール(HBS)が作成したケースの中でも、長年にわたり世界のトップスクールで使い続けられている名作を使用して議論していきます。
科学のようにあらゆる会社でも再現可能な「理論」が経営学の分野ではほとんどない、というのは事実かもしれません。しかし、各会社で経営を行っていくうえで「論理的」な思考の積み重ねは必要不可欠であり、競争戦略の分野も例外ではありません。KAXではケースメソッドによる議論を通じ、論理的に競争戦略を導いていく方法が身につくよう、カリキュラムを作っています。
競争戦略の講義は企業研修としても実施しやすい内容となっています。また人材育成のみならず、実際の戦略策定の場としても利用可能です。具体的な戦略策定を議論する際には、秘密保持契約を締結した上で実施しています。