自転車班
自転車班は、研究活動の中で2つ企画を立ち上げました。その1つが、HELLO CYCLINGを使って佐賀市内の観光スポットや名所を巡りながらミッションに挑むというものです。
企画は佐賀市役所とサガスポーツクラブの協力のもと行われました。初めはとんとん拍子に企画が通り、亀山先生も驚かれていました。しかしその後、イベント内容の決定に手こずりました。また、イベント準備やアンケート作成などがイベント前日の夜遅くまでかかり、余裕をもって行動する大切さを学びました。
イベント終了後にはイベント参加者の皆さんに楽しかったと言ってもらい、達成感を得ることができました。
2つ目の企画は、HELLO CYCLINGを使った実証実験です。佐賀大学の関係者に1カ月間HELLO CYCLINGを使ってもらおうというものです。
参加者を集めることには苦労しましたが、最終的には26人参加してくれました。今回人集めに時間がかかった原因の1つは、宣伝するのが遅かったことだと思います。宣伝するにおいては、タイミングや効果的な宣伝方法は何かが課題だと思いました。
結果として、今後もHELLO CYCLINGを使ってみたいと言ってくれる人がいたことは、研究にプラスの効果をもたらしたと思います。
新幹線班
応用地域学会におけるシンポジウムの開催ということで、前例のない中、ほぼ手探り状態での企画・運営でした。新幹線西九州ルート開通というデリケートなテーマでもあったため、取材先の選定やアンケートの作成には一層配慮する必要がありました。
分析にはAHP、CVM、GISの三種類の手法を用いましたが、四苦八苦する場面もありました。とりわけアンケートで、まんべんなくデータを取ることが難しく、少々偏りもあったため、分析に至っては本来の力を発揮できなかった部分もあったと思います。
また、例年のイベントの進め方とは異なり、分析を完了した上で発表という流れであったため、先行研究・取材・アンケートの実施に時間的な余裕をとることができず、スケジュールの調整が甘い部分があったと思います。
シンポジウム本番は学会での実施ということもあり、多くの方々に来ていただくことができました。大舞台での発表はかなり緊張するものがありましたが、パネラーの先生方のご助力のお陰もあって、無事に成功を収めることができ、たくさんの好評を得ることができました。
このシンポジウムを通して、新幹線開通の是非だけに目を向けて議論を展開するのではなく、その経済的な効果にも着目して議論をしていくべきではないかという問題提起もできたのではないかと思います。
シャボン玉班
水環境イベントを多久市で2回と佐賀市で1回開催しました。
多久市では多久市役所のご協力をいただき、多久まつりとスマイルフェスタにブース出展しました。どちらもイベント来場者は未就学児から小学校低学年であったため、石鹼を用いた実験や輪投げのゲームなどを取り入れ、楽しみながら水環境について知ってもらえるように工夫しました。
佐賀市では佐賀大学附属図書館で開催し、多くの学生やチラシから興味を持ってくださった社会人の方々にご参加いただきました。シャボン玉石けん様によるミニ講演会や手作り石けんワークショップなど行いました。
イベント後の参加者アンケートでは、「楽しく勉強になった」や「また参加したい」などの喜ばしい声をいただくことができました。3回のイベントを通じ、多くの方々に水環境問題について考えていただくきっかけを作ることができたと思っております。
イベントを開催するにあたり、至らぬ点が多く度々ご迷惑をお掛けしましたが、皆さんのおかげで無事終えることができました。本当にありがとうございました。