紫韋縅鎧(源義経鎧)防府天満宮所蔵

紫韋縅鎧(源義経鎧)防府天満宮所蔵

紫韋縅鎧(防府天満宮所蔵)

胴高30.5cm、草摺高29.5cm、縅毛は紫韋の毛引縅です。紫韋縅としては最古のものとされます。

韋所では胸冠板・障子板ともに獅子牡丹文の染韋包みです。胸冠板の裏は襷入網目地に牡丹文の染韋を張り、障子板の裏には籠目文地に州浜菖蒲牡丹文の染韋を張っています。残念ながら胴前の弦走韋は失っています。鎌倉時代の特色を示している大鎧です。

(笹目良彦著『日本の甲冑武具事典』)

胸板

(笹目良彦著『日本の甲冑武具事典』)

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