次代を創る用語

人間というものは、常に何らかの認識前提を持ちながら世界を認識しています。様々な概念と用語が時代と共に創造されていきますが、常にそれらは先人の知識体系に負うところが多いものです。

21世紀は、これまでの近代的な機械論的認識から関係論へと考え方がシフトし、社会を見る時にもこれまで以上に様々な多層レイヤーを認識して行かねばなりません。そのような現代を考える上で重要なキーワードは色々とありますが、以下の3つを認識しておくことが重要だと思っています。

私は、政策情報学という領域と博士課程の時に出会ったことでこれらのキーワードについて色々と考えるきっかけを得ました。このサイトに置いてある用語説明は、政策情報学という文脈の下に書かれたものですが、政策分野以外の方にも参考になると思います。


出典情報:加藤久明 2015年11月 III部「コンテクスト/関係論」, 「市民目線」, 「多元主義」. 中道寿一, 朽木量編 『政策研究を越える新地平: 政策情報学の試み』. 福村出版, 東京, pp.238-242, 243-245.