プロジェクトに協力いただいているみなさまの活動報告
【紹介】(公財)日本生態系協会が、動画「コウノトリの翼でつなぐ、自然と共存する魅力ある地域づくり」を公開しました。
サントリー世界愛鳥基金の助成金を活用しながら、(公財)日本生態系協会が全国で進めている「コウノトリ定着・広域ネットワーク推進プロジェクト」。
出雲や雲南でのビオトープづくりなども含め、これまでの全国での取組を紹介する動画が公開されました!
徳島や関東など、他の地域でのコウノトリの姿や保護に取り組む皆さんの様子も分かります。お時間のあるときにでも是非ご覧ください♪
https://www.youtube.com/watch?v=OgBhHpZxTfY
(2023.7.22)
【紹介】「コウノトリの会春殖(はるえ)」の取組
~「しまっち!-島根関係人口マッチング・交流サイト-」の活用~
雲南市で、“幸せを運ぶ”と言われるコウノトリと共生するまちづくりをスローガンに活動している「コウノトリの会春殖」。
(公財)ふるさと島根定住財団が運営する「しまっち!-島根関係人口マッチング・交流サイト-」を活用して、会の取組を発信しています。
コウノトリの会春殖のコミュニティページはこちら
⇒ https://shi-match.jp/pc/210/
ビオトープ整備や草刈り等、希望者が参加できる「プログラム」も随時掲載予定です。
応援よろしくお願いします!
「しまっち! -島根関係人口マッチング・交流サイト-」
(2023.7.21)
【報告】奥出雲町立横田小学校における、キコニアまなびネットの和田先生の授業の様子をお伝えします
日時 令和4年11月9日(水)
場所 奥出雲町立横田小学校(4年生)
斐伊川の上流部に位置する奥出雲町、この町の特別天然記念物といえば「オオサンショウウオ」がよく知られていますが、近年はコウノトリの目撃情報も増えています。
斐伊川水系生態系ネットワークのシンボルの一つであり、特別天然記念物のコウノトリ。この貴重な大型水鳥を軸として様々な学びの場を支援する、キコニアまなびネットの和田先生が、奥出雲町立横田小学校の4年生の授業で、コウノトリ「げんきくん」のお話をしました。
平成29年から毎年、雲南市で巣づくり・子育てを続けているコウノトリのげんきくん。
ひなたちが立派に巣立つようがんばるげんきくんの姿を見て、当時雲南市立西小学校の校長先生だった和田先生と児童たちが、げんきくんのために何かできないだろうかと、話し合い、色々なことに取り組んできたことを、わかりやすく教えてくれました。
コウノトリが一度日本の空から姿を消したのはなぜなのか?
げんきくんをはじめとするコウノトリが国内外を飛び回ったあと、雲南市や奥出雲町になぜやってきたのか? 4年生の子どもたちに考えてもらいました。
(斐伊川水系 水鳥プロジェクト)
授業風景。コウノトリの物語に、興味津々の子どもたち。
げんきくんの子育て奮闘ぶりを、和田先生が身振り手振りでていねいに説明。
コウノトリはひなも親も肉食。無事にひなが巣立つためにはたくさんの食べ物が必要で、自然豊かな環境が必要だということも、教えてくれました。
げんきくんの子どもが巣立ち間もなく死んでしまった、悲しいニュースも紹介。
胃の中からヘビに似たゴム状のものが発見され、誤って食べてしまったのではないかとニュースにもなりました。
野生動物がプラスチックごみなどを誤って食べてしまい、弱って死んでしまうという問題は、ゴミが野生動物の絶滅の危機を引き起こす一因になっています。
げんきくんのために何かできないかな? 雲南市立西小学校の児童が話し合い、取り組んできたことを紹介してくださいました。
奥出雲町にもコウノトリが多く来ていることを、写真で紹介してくださいました。
(写真を提供してくださった奥出雲の藤原さん、ありがとうございます)
コウノトリは翼をひろげると2メートル以上にもなります。どれだけ大きいかわかりやすくするため、実際のコウノトリとほぼ同じ大きさのタペストリーを掲示。子どもたちにタペストリーの前で手をひろげてもらいました。
こうやってみると、本当に大きいですね。
和田先生のお話の後、心に残ったこと、コウノトリが教えてくれたことを、みんなで話し合い、発表してもらいました。
【子どもたちの心に残ったこと】
「ゴミを捨てない」が、環境問題のどこに関わってくるか見えづらかったが、今日の授業で、コウノトリに関わっているのだとわかった。
ナナちゃんが死んだことがわからないげんきくんが、とても心に残った。
げんきくんが全国をとびまわり、島根県に来て、ななちゃんが死んだ後一度島根を去り、また戻ってきたことが、とても心に残った。
雲南で、げんきくんが毎年ひなを育てていること、小学校の校庭に戻ってきたことは、すごいと思った。
子どもたちのくらすふるさとの自然への新たな気付きを与えてくれた今回の授業が、地域への誇りを高め、環境を守る行動につながっていくことを期待したいですね。
斐伊川水系には、キコニアまなびネットをはじめ、地域の自然を活用した「環境学習プログラム」を提供する施設や団体が複数あります。
当ホームページでも、順次、これらの施設・団体を紹介していく予定ですので、どうぞご期待ください。