ガン類



マガン(国の天然記念物・準絶滅危惧)

冬になるとユーラシア大陸から渡って冬をすごす冬鳥の一種で、コハクチョウよりひとまわり小さい鳥です。

斐伊川水系は、日本におけるマガンがたくさん冬をすごす「大規模越冬地」の一つで、毎年数千羽単位で渡ってきます。主に宍道湖や斐伊川、まわりの広い田んぼで羽を休めていたり、稲刈り後の落ち穂や草の葉、根を食べていたり、日没時に田んぼから湖へ向かってねぐら入りする様子を観察することができます。

雁首を揃える

宍道湖へねぐら入りするマガンの群れ

白い額とお腹の黒斑が成鳥の特徴です。

ヒシクイ(国の天然記念物・絶滅危惧Ⅱ類)

冬になるとユーラシア大陸から渡って冬をすごす冬鳥の一種で、コハクチョウよりひとまわり小さく、マガンより少し大きな鳥です。

斐伊川水系では毎年100羽以上が渡ってきます。主に斐伊川やまわりの広い田んぼで羽を休めていたり、水草の葉や根、果実、種子、稲刈り後の落ち穂を食べていたりする様子を観察することができます。

ヒシクイ

写真・図表:IC=出雲市、UC=雲南市、MLIT=国土交通省、その他(無印)=(公財)日本生態系協会