生徒の主体性を伸ばす教育活動
中間市立中間東中学校 校長 田口一樹
一 はじめに
本校は、創立六十五年を迎える、全校生徒数三二五人の学校です。部活動が盛んで、今年度は卓球部や陸上部が全国大会に出場しています。卓球部は中体連全国大会で男子が準優勝、女子が三位の成績をおさめています。
二 学校経営について
「豊かな心を持ち、自ら学び自ら考える、明るくたくましい生徒の育成」の学校教育目標のもと、「生徒の主体性や粘り強さを伸ばすこと」「生徒の自己肯定感を高めること」「生徒同士が認め合える人間関係を築けるようになること」を意識して学校経営を行っています。
三 生徒の主体性や粘り強さを育てる取組
(1)「けテぶれ学習法」の導入
生徒が自ら学習に臨む主体性を育て、学力向上を図るために取り入れているのが「けテぶれ学習法」です。これは、「計画(け)→テスト(テ)→分析(ぶ)→練習(れ)」というサイクルを回す勉強法で、「自分なりの学習法」を獲得することをねらうものです。日々の学習、定期考査前の学習でこの手法を取り入れ、取り組んでいます。
(2)生徒主体の学校行事
生徒が悩んだときは、「あなたはどう考える?」「あなたはどうしたらいいと思う?」と生徒に問い返し、自身で答えを導き出す指導を行うことで主体性を高めるようにしています。その際、「目的」「目標」を生徒に意識づけることで、生徒が最適解を導き出せるようにしています。体育会や修学旅行等の学校行事では、リーダーが様々な判断をする際、その行事や取組の目的、生徒自身がたてた目標は何かを常に問いかけ、意識づけることで正しい判断を導き出させています。生徒はリーダーを信頼し、互いに前向きな意見を交わしながら支え合う姿が多くの場面で見られました。生徒にとっては、自身の手で学校行事を成功に導いたという自信を感じることができ、自己肯定感や自己効力感の育成につながったと思います。
(3)「ルールメイキング」の取組
生徒会が中心となって「ルールメイキング」の取組を推進しています。「ルールメイキング」は「校則見直し」自体が目的ではなく、「校則」を題材に、目指したい学校づくりができるきっかけをつくったり、生徒が納得解を得る方法を学んだりすることを目指すものです。「ルールメイキング」を導入したことで、生徒が自ら保護者と生徒に意識調査を実施したり、生徒総会の場で活発な意見交流が見られたりと、生徒が身の回りの課題に対し、当事者意識をもって行動する姿につながっています。
四 おわりに
生徒の主体性や粘り強さは、一朝一夕で身につくものではありません。これからも、教職員一同ベクトルをそろえ、生徒の主体性や粘り強さを育成していきたいと思います。