スーパーの店頭には世界中の食品が並び、私たちは真夜中にさえ、好きな物を買える豊かな環境に暮らしています。
けれど一方で、日本は先進国の中でもとても貧困率が高いのです。
中でもひとり親家庭高齢者の暮らしが厳しいと言われています。
もし病気やケガをしてしまったら、たちまち窮地に陥る不安定な暮らし。
どんなにか心細いことでしょう。
ひとりひとりが小さい力を寄せ合えば社会はちょっとずつ良くなるはず。
私たちフードバンク調布は、そんな思いの中から生まれた市民団体です。
★フードドライブ(※)を行います。期日・場所を決めてホームページやFacebook、Instagram、チラシ等で告知し、食品を集めます。
(※)フードドライブとは、福祉施設や必要としている方に食品を提供する ため、家庭等から食品を集める活動です。
調布市社会福祉協議会と連携して、社会的に弱い立場の方に寄り添います。
子ども食堂や障がい者施設などに食品を提供することで、地域で繋がる力を高めます。
講演会や地域のイベントを通して、食品廃棄を見つめ直すきっかけづくりをします。また日本における貧困問題への理解を広めます。
昨年から続く物価高騰はいつ収束するのか先が見通せません。主食のお米も政府備蓄米が店頭に並んだとはいえ、猛暑や天候不順もあり、この先の安定供給が約束されているわけではありません。この物価高騰がいつまで続くのかという不安を抱えながら、お子さんの食事に日々ご苦労されているご家庭が調布市内にもたくさんあります。
フードバンク調布は、そのような子育て世帯を応援するため、主に学校の長期休み期間中に「子ども元気プロジェクト」として食糧支援を行っています。このプロジェクトは調布市と連携して2019年にスタートし、2024年度は延べ1115世帯(子どもの数1955名)に支援を行いました。
一方で企業や個人からの食品寄贈は減少傾向にあり、皆様からの寄付金でお米や食品を購入しています。
これからもフードバンク調布は「食を通じて助け合い、支え合う」優しい社会になることを目指して活動を進めていきます。
引き続き皆様からの温かいご支援、ご協力をお願いいたします。
理事長 岡 幸子