温熱環境
紹介する測定機器
アスマン通風乾湿計
グローブ温度計
温湿度ロガー
放射温度計
アスマン通風乾湿計
使い方
1.湿球温度計のガーゼは時間の経過とともに乾いてくるので、時々水分を補給します。また、水分を補給した直後は補給した水の温度の影響を受けてしまいます。温度計の温度が安定するまでしばらく待ちます。
2.電源スイッチを入れます。ファンが回り始め、隙間から風が漏れ出てきます。
3.測定のためにアスマン通風乾湿計に近づくときには、アスマン通風乾湿計の下方の空気吸い込み口に、吐息や人に触れて温められた空気が入らないように、近づき過ぎないようにしてください。
グローブ温度計
使い方
1.棒状温度計の感温部が中空球体の中心になるよう挿入します。
2.置かれた環境をグローブ温度が検出できるようになるまで、15分程度待ちます。
3.球の形が変わってしまうと、特定の方向からの放射の影響を課題に受けてしまったり、逆に影響を過小評価してしまったりします。そのため、グローブ温度計を落として変形させないようご注意ください。
温湿度ロガー
使い方(無線接続タイプ)
1.所定の間隔(例えば1分間隔)で計測されている小型温湿度計を、雨に濡れず日射の当たらない場所に置いておきます。
日射に当たってしまうと、小型温湿度計の温湿度センサ部分の周囲の温度も高くなってしまい、やたらと高温な空気温度を室温として測定してしまいます。
使い方(有線接続タイプ)
1.メーカ・機種名検索し、制御ソフトとグラフ化ソフトをPCにインストールします。
2.温湿度ロガーと、ソフトウェアをインストールしたPCを接続します。
3.測定間隔、測定開始時刻、測定終了時刻などを設定し、測定開始をし、PCとの接続を外します。
4.測定後、再びPCと温湿度ロガーを接続し、インストールしたソフトウェアを立ち上げます。
5.温湿度ロガーからデータを吸い出します。
6.吸い出したデータをCSV形式で保存し、Excelで立ち上げ、グラフ化します。
放射温度計
使い方
1.引き金に相当する位置にある計測ボタンを押し、電源を入れます。
2.計測ボタンを押し、計測対象物にレーザー光を当てるとその表面温度を計測できます。
3.引き金を引き続けると電源が切れます。