皆さんが過去のレポートを参考にするのと同じように、皆さんの後輩達は、皆さんのレポートを参考にします。自分の行った実験を、自分以外の人が再現実験できるように、「2.方法」では、皆さんの行った実験の方法を詳細に書いて欲しいです。以下は、「2.方法」に書く具体的な内容です。
実験条件間の良し悪しを判断する目安となるのが評価指標です。例えば、暑さ・寒さを客観的に比べる指標の一つが温度です。音のうるささを客観的に比べる指標の一つが音圧レベルです。明るさを客観的に比べる指標の一つが照度です。
「2.方法」では、実験の目的を達成するための評価指標についての説明を書きます。併せて、その評価指標を得るために使用する測定機器についても記載します。
実験をする部屋の縦横高さ、開口の大きさや位置など、実験内容に関わる実験場所の説明を書きます。
具体的には以下のような項目を書きます。
測定環境(部屋の大きさ、窓、家具など)の寸法
測定位置の寸法(平面、断面)
方位
縮尺
寸法や方位は実験場所や測定場所が実験の目的を達成するのに妥当であったかを判断する要素の一部ですので、もちろん寸法や方位を書くことも欠かせません。
ところで、その場所は、測定したい項目に対して適切な測定場所でしたでしょうか?