仏教ではお釈迦様の古来より托鉢(家々を回り僧侶が施しを受け、在家の方に功徳を積んでいただく善行)の慣わしがあり、円覚寺も御開山の大応義全大和尚より連綿と托鉢を続けてまいりました。
当時の托鉢ではお米や野菜を主にいただき、特に大根は沢庵にすることが多かったそうですが、当山八世の幾道大円大和尚は拍子切りにした後お酢に漬け、保存食としました。
これが美味しいと話題になり、地域の方に”円覚寺のだゃ~こ”として親しまれてまいりました。
そして当山十世にあたる円應孝仁禅師により味、名前、そして輪切りへと形が調えられ、現在の”円覚寺でゃ~こん”となりました。
あつあつのご飯に巻いてパクっと一口、日本の食のすばらしさを感じていただければと思います。
1,大根の皮を剥き、厚さ2〜3mmの輪切りにする
2,塩を振り水分を抜く
3,よく搾る
4,ビン等の容器に大根が浸かるまでお酢(穀物酢か米酢)を入れる
5,涼しい場所に2〜3日置く
完成!
1,梅雨の頃、ドクダミを葉、茎、根ごと引き抜く
2,よく洗う
3,約20本を一束にして根の部分でしばる
4,根を上にしてヒモにつるし、日向で一日干す
5,水気が飛んだら日陰に移して、カラカラになるまで干す
6,ビンか缶に入れて湿気の無いように保存(一般的には、この状態でお茶のようにして飲みます)
7,葉、茎、根のついたまま、薬研、石臼(ミキサー)等で粉々にすりつぶす
8,その粉を抹茶のようにして飲む。できるだけ全て飲み干すのが円覚寺流
スギナ茶も同様の作り方で伝わっています。
以上、皆様の健康をお祈りします。 合掌