組織に於ける個々の在り方
効率化や合理性を優先させる組織論に基づく組織の構築は役割分担に於いて重複や混合を避ける事が出来る。また命令系統の統一化やノイズやムダな情報や感情を低減させる事が出来る。しかし、その一方で過度な効率化や合理性は人としての情緒性(いわゆる個々の感情)をも低減させてしまう事となり個人の個性などはどこかへ葬り去れらてしまう事となる。組織の存在意義は一定の目的の達成にあるがその一方でまた、組織自体が個々のそれぞれの個性を持った集合体として成立している事を考えると組織のマネジメントが一筋縄ではいかず非常に混沌とした矛盾に満ち溢れていると考えられる。
そうした観点でて組織の活性化に於ける要因としての動機(ワークモチベーション)を考えてみると内発的なものと、外発的なものがあるがある、と考えられる。
内発的なものとは自我欲求、A.マズローの欲求階層で説明づけられるものであり、外発的なものは給与や処遇などで説明づけられる。
動機のメカニズムを考えた場合、組織のどの層に於いても同様の事が言える。