ハイダー(Heider,F.,1958)によって提唱された 。POX理論とも呼ばれる。
Pは認知者、Oは他者、Xは事物または対象とし2者、3者の関係を人がどのように認知するか扱うものである。
P,Oにはそれぞれにポジティブ+、ネガティブ-な次元があるとされる 。
このシステムはP,O関係、P,X関係、O,X関係からなる 人物、人物間の関係でありP,O関係は「センチメント」関係と呼ばれており好意、非好意の関係を表す。
また人、物の関係は「ユニット関係」と呼ばれており結合-分離関係を表し P,X間、O,X間に関連する 2者間、3者間における符号の積が正である場合、システムのバランスは均衡状態にあると言える 。
不均衡状態はアンバランスになり不快感を起こす為通常人は不均衡状態を回避するために3つの要因の正、負の次元のいずれかを修正し全体としての積が+になるようにし不均衡状態を解消する。