細い獣道の張り巡らされたジャングルのような、緑ほぼ一色で塗り分けられたタイルです。通過には高パワーのナタがほぼ必須です。除外マスが2つあるのも特徴です。そして、コツに気づいてしまえば見た目ほど難易度の高くないタイルでもあります。
「基本的には1ナタの道を進むが、ナタが強化されていれば3ナタの壁を突っ切ることができる」というコンセプトのタイルです。タイルの性質上、左下―右上の接続で使われることが多いです。それ以外の向きの場合は緑の薄い地帯をまっすぐ通り抜けることで楽に通り抜けることができる、難易度が低めのタイルとなります。
一見してわかることですが、左下―右上の向きで配置されたこのタイルを通るためにはナタの強化が必須です。金に偏ったデッキや、速攻向けのデッキではまたたくまに息切れしてしまうでしょう。1ナタだけで進むのはどう考えても効率が悪いので、できれば5ナタ、最低でも3ナタの購入が必須です。どうしても間に合わなければ、前もってスイカ(1回限りの6ナタ)を買っておくのも手です。デッキのナタ力が問われることになるでしょう。
と言いたいところですが、実はこのタイルには抜け道があり、連続2ナタさえなんとかできれば比較的簡単に通り抜けてしまうことができます。
左上辺と上辺の端を通るルート、および下辺と右下辺を通るルートを見ると、3ナタを要求する箇所がひとつもないことに気づきます。ここを2ナタ等で突っ切ることで、真ん中のわずらわしい緑地帯を通る必要がなくなるのです。さすがに1ナタだけでは突破は難しいですが、ある程度ナタを買っているプレイヤーならまず苦戦することはないでしょう。5ナタを買っているなら最短2ターンで通過が可能です。
また、端を通ることでキャンプマス(除外マス)をうまく使うことができます。周囲は緑一色なので、進行に重要な1ナタを温存しつつ1金や1オールを消していくことができます。序盤にこのタイルが来た場合は、ここで圧縮戦術を取るのもいいでしょう。(ただし、圧縮している間に横から追い抜かれるパターンも多いので気をつけましょう。)
「ジャングルにはむやみに踏み込まず、迂回すべし」――ある意味、そんな冒険の常識を教えてくれるタイルなのかもしれません。