このマグネトロンは、1930年代後半に海軍技術研究所で試作されました。陽極の分割構造から9分割百合型マグネトロンであり、高い発振周波数を得るために開発されたと思われます。尚、このマグネトロンはD-10の型番が付されており、海軍技術研究所のマグネトロン試作研究の初期の物である可能性が高いと思われます。