我々が「説得 AI」と呼ぶ大規模言語モデル (LLM) のプロトコルを用いれば、人々の信念を変容可能であることが分かってきた (Costello et al., 2024; 齋藤, 2025)。しかしなぜ、言語データのパターンを模倣するだけの LLMに、そんなことが可能なのか? 我々の仮説は次の通り。(1) 信念体系は、力学系アトラクターの一種としてモデル化可能 (e.g. Rosvall & Bergstrom, 2008)、(2) LLM も、語の意味をアトラクターとして保持 (e.g. Ramsauer et al., 2021)、(3) そこで、仮に LLM が信念もアトラクターとして保持しているなら、LLM は信念体系の適切なモデルである可能性がある。最後に、以上の議論を自己触媒反応セット仮説から捉え直すことで、生命/文化現象を包含する新たな理論的枠組みを提唱する。
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2025年 11 月 30日 (日) 9:00 ~ 9:20 口頭セッション3 (O -09)
日本女子大学・目白キャンパス
百二十年館:12001 教室
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本企画の実施にあたって、科学研究費補助金・慶應義塾大学学事振興基金の助成を受けています。